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腰痛 〜原因は様々 重大な病気のサインかも〜

2019.05.21(火)

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腰痛に悩む人は若者から高齢者まで幅広い年齢層でいます。しかし、原因は様々。すぐに特定できるというものではありません。

腰痛といえば、「ぎっくり腰」をすぐ思い浮かべ、腰に負担がかかり筋肉や骨が傷んで起こると考えがちですが、実際には複数の要因が重なって起こることが多くみられます。痛みの原因別にみると、これら4種類に大きく分けることができます。

 

骨や筋肉の障害

ぎっくり腰、腰痛症、椎間板ヘルニアなど。前かがみになるなど、特定の動作をした時に痛む。

神経の障害

座骨神経痛や帯状疱疹など。皮膚の表面近くがチクチク、ピリピリと痛む。

精神的・心理的要因

心因性腰痛症。ストレスが大きくなるほど痛みが増す。慢性的。

内科的疾患

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、肝硬変、肝臓がん、腎盂腎炎、子宮筋腫など様々。安静にしていても痛む。

 

診察や画像検査で見つからない原因不明の腰痛にはストレスなどの心の問題が深くかかわっている場合があります。慢性的なストレスにより、ドーパミンという痛みを抑える脳内物質の分泌が減り、痛みを強く感じるのです。また、内科的疾患が原因の腰痛は、内臓の病気を治さなければ腰の痛みも治りません。ある程度の期間、湿布薬を貼っても効果がなく痛みが和らがない場合は、腰以外の場所に大きな病気が潜んでいることも考えられます。長引く腰の痛みについては、早めに医療機関で調べてもらいましょう。



※南東北グループ広報誌 「南東北」321号より抜粋

※地方紙 「阿武隈時報社」家庭の医学 掲載









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