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リハビリトピックス!! みんなで出来る介護予防 〜マット運動編〜

2010.05.25(火)

みんなで出来る介護予防

〜マット運動編〜

 

準備するもの:マット(畳であれば不要)

 

 

1.寝ながら深呼吸

                      

mat_1.jpg息を大きく吸って、大きく吐きます

2回〜3回行いましょう

 

 

 

2.膝を曲げる運動

 mat_2.jpg

あおむけになり、両手で膝を抱え、     

膝を曲げます。痛みのない範囲で10秒程

行い、反対側も行います。できれば2セット

行いましょう。

 

 

 

3.ももの裏を伸ばす運動

                              mat_3.jpg 

あおむけになり、両手でももをもって裏の筋肉

を伸ばす運動です。膝が曲がらないように

注意しましょう。痛みのない範囲で10秒程行い、反対側も行います。

できれば2セット行いましょう。

 

 

 

 

 

  

4.開脚・前屈運動

                        mat_4.jpg 

両脚を広げ、膝が曲がらないようにしながら   

 ゆっくり身体を倒していきます。息を吐きながら

10秒間保持し、2セット行います。

 

 

 

 

 5.からだひねり運動

                       mat_5.jpg 

あおむけになり足を反対側へ回し身体を   

 捻っていきます。息を吐きながら10秒間

保持し、2セット行います。

 

 

 

 

 6.からだ反らし運動

                        

mat_6.jpgうつぶせになり、肘をついて顎を引きながら     

 ゆっくりと身体を反らしていきます。腰に痛みがでた場合は中止するか、加減してください。

 

 

 

 

7.足持ち上げ運動(あおむけ)

                        mat_7.jpg 

あおむけで脚を持ちあげます。あまり高く    

 持ち上げず、その場で10秒間保持します。

できれば23セット行いましょう。

 

 

 

 

 

 

 8.足持ち上げ運動(横向き)

                     

mat_8.jpg横を向いて脚を持ち上げます。7と同様に

あまり高く持ち上げず、その場で10秒間

保持します。できれば23セット行いま

しょう。

足は気持ち後ろ側へ持ち上げましょう。

 

 

 

9.お尻持ち上げ運動

                       mat_9.jpg     

あおむけで、お尻を持ち上げます。

おしりをなるべく高く持ち上げられる

ようにしてください。その場で10秒間

保持し、できれば23セット行いましょう。

 

 

 

 

10.四つ這いでの運動(1)

   「腕伸ばし」           

mat_10.jpg四つ這いの姿勢から腕を伸ばしていきます。

左右交互に5秒間保持し、できれば

23セット行いましょう。

 

 

 

 

 

11.四つ這いでの運動(2)

   「脚伸ばし」          

mat_11.jpg四つ這いの姿勢から脚を伸ばしていきます。

左右交互に5秒間保持し、できれば

2〜3セット行いましょう。

 

 

 

 

 

12.四つ這いでの運動(3)

   「腕・脚伸ばし」         mat_12.jpg 

四つ這いの姿勢から腕と反対の脚を

伸ばしていきます。左右交互に5秒間

保持し、23セット行いましょう。

 

 

 

 

13.膝立ちステップ

 

両膝立ちの状態から片脚を前方に振り出します。

左右交互に10回行いましょう。      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医療法人社団 三成会

南東北春日リハビリテーション病院

春日リハビリテーション・ケアセンター

リハビリテーション科


介護トピックス!! 身近な介護用語

2010.05.17(月)

日常生活に出てくる介護に関する用語の説明をしたいと思います。(50音順)

 

自助具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・障害があっても自力で行動できるようにするための補助具。車イスや歩行器などをはじめとして、生活全般にわたるいろいろな道具がある。

社会福祉士・・・・・・・・・・・・・・・・身体上・精神上・環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談、助言、指導などの支援を行う専門家。

褥瘡(じょくそう)・・・・・・・・・・・・床ずれのこと。ずっと同じ姿勢で寝ていると、身体の一部に圧迫や摩擦、血行不良のために炎症が起こる。


生活習慣病・・・・・・・・・・・・・・・・いわゆる「成人病」のこと。食事、運動、喫煙などの生活習慣が関与している病気。代表的なものとして高血圧、糖尿病などがある。


清拭(せいしき)・・・・・・・・・・・・・清潔を保つために蒸しタオルや布を使って、身体をきれいに拭くこと。
成年後見制度・・・・・・・・・・・・・介護サービスは利用者とサービス業者の直接契約となっているが、利用者が精神・知的障害・認知症などの場合、法律上の手続きや財産管理などを援助者が代行して、利用者の権利を守る制度。

せん妄(せんもう)・・・・・・・・・・・意識障害の1つで、幻覚、不安や興奮の状態を示す。高齢者では脱水やけがのショックなどにより一時的にせん妄状態になることがある。

ターミナルケア・・・・・・・・・・・治る見込みがない人に施す終末期の医療や看護。延命治療ではなく、痛みや苦痛を緩和しながら、残された時間を有意義に過ごせるようにする。

摘便・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自力で排便できないとき肛門から直腸に手指を入れて、便を摘出すること。

トランスファー・・・・・・・・・・・・ベッドから車イス、車イスからトイレなど、別の場所に身体を移動させる「移乗動作」のこと。

脳卒中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」または「くも膜下出血」の3つに分かれる。片方の手足の運動の麻痺・感覚麻痺など、右麻痺・左麻痺によって色々な障害を伴う。

ノーマライゼーション・・・・・・障害があっても区別や差別されることなく、人間として普通に生活を楽しみ、権利と義務を担って生きる社会であるべきだとする生活原理。


バイタルサイン・・・・・・・・・・・身体の状態を観察するための不可欠なポイントで、体温・脈拍・呼吸・血圧・意識があるかどうかの5つを指す。

廃用(はいよう)症候群・・・・・・・ずっと寝たきりで身体を動かさないと、骨や筋肉の萎縮(いしゅく)や関節の拘縮、意識や記憶力などの心身機能が低下すること。


モニタリング・・・・・・・・・・・・・・介護保険で作成したケアプランに沿った介護サービス利用がうまくいっているかどうか、利用者の意見を聞くこと。


理学療法士(PT)・・・・・・・・・・・病気やけがなどで身体に障害を負った人の機能を最大限に引き出すために、筋肉増加などの運動療法、電気や温熱などを使った物理療法を中心に動作機能回復をサポートするリハビリの専門家。

 

(小春日和第65号より)



医療法人社団 三成会
南東北春日リハビリテーション病院

http://www.kasuga-rehabili.com/index.php


リハビリトピックス!! みんなで出来る「介護予防」!〜バランス体操編〜

2010.05.10(月)

みんなで出来る「介護予防」!

-バランス体操編-

 

準備するもの:椅子

1.バランスの前に「足指運動」

 座った状態で足の指をグー・チョキ・パーと動かします。タオルがあればタオルをたぐりよせる運動も行いましょう。

 

2.つま先上げ・踵上げbalance2.jpg

 転びそうで、不安な方は椅子の背もたれに掴まり、不安のない方はいつでも手の届くところに背もたれを置きます。そこでまず踵上げを10回・次につま先上げを10回行います。余裕があれば2セットから3セット行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.足を開く運動balance3.jpg

 2と同じように椅子の背もたれを近くに置き、右足から足を斜め後ろに伸ばしていきます。その際、身体がつられて、前に倒れないようにしてください。10行ったら、左足も行います。余裕があれば2セットから3セット行いましょう。

 

 

 

 

4.やじろべいの運動balance4.jpg

 余裕のある方は、両手を広げ(不安な方は椅子に掴まり)、足を肩幅にひろげて左右交互にしこを踏むように足を側方に上げ、バランスをとります。慣れてきたら出来るだけ大きく行いましょう。左右交互に10回程度、2〜3セット行いましょう。

 

 

5.ステップ運動

 まっすぐ立った姿勢から前・後ろ・右・左と一歩ステップします。ステップした足に体重をかけ、ゆっくりと膝を曲げていきましょう。そして膝を伸ばし元に戻ります。これを3セットから5セット繰り返してみましょう。 

balance5.jpg6.応用編part1

 「閉眼での運動」

 2〜5までの運動を目を閉じて行います。転ぶ危険性が高くなりますので、けして無理しないでください。

 

7.応用編part2

 「バランスマットを使った運動」

 バランスマットを使用し、2〜5の運動を行いましょう。無理せず、できるところまでで結構です。

 

 

医療法人社団 三成会
南東北春日リハビリテーション病院
リハビリテーション科 


女性に多い病気シリーズ!! 「 鉄欠乏性貧血」

2010.05.10(月)

あなたは大丈夫ですか??

       鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)

 

貧血ってどんな病気??

 体調の隅々へ酸素を運ぶために必要な赤血球と、赤血球の中で酸素を取り組むヘモグロビンが不足し、酸素を十分に体内にいきわたらせることができなくなった状態をいいます。

 

貧血の原因??

貧血の中で最も多いのが鉄不足が原因で起こる鉄欠乏性貧血といわれています。

特に毎月生理で血液を失う女性が、圧倒的に鉄欠乏性貧血になりやすいといわれています。

 

貧血の症状!!

めまいや立ちくらみなどが代表的な症状ですが、その他に、頭痛や肩こり、動悸などのストレス症状や、集中力や記憶の低下も貧血の症状としてあげられます。

 

無理なダイエットは貧血の敵!!hinketsu.jpg

思春期の体は成長期にあたるので、身長や筋肉、血液量も増え、それだけ鉄が必要になります。そのような時期に無理なダイエットを行うとmたちまち鉄が不足してしまいます。

 

貧血予防のために

日常生活の改善

1.適度な運動をする

 適度な運動をしているとヘモグロビンが増加しますが、激しい運動は赤血球を破壊するので逆効果です。

2.睡眠時間を十分に取り、規則正しい生活を行う

 夜更かしや不規則な生活は鉄分を不足させる傾向にあります。

 

食生活の改善

1.鉄分の多い食品を積極的に摂るhinketsu2.jpg

 成人男性は約12〜15mg、成人女性は15〜20mgの鉄分が1日に必要といわれています。

女性は、生理や妊娠、授乳のため鉄分が失われやすいので、男性よりも多く鉄分が必要になります。

 

2.バランス良く、三食規則正しく食事を摂る

 鉄と共にヘモグロビンの構成要素であるたんぱく質や、鉄分吸収を促進させるビタミンC、正常な赤血球を造るのに必要な葉酸やビタミンB12を鉄分と一緒に摂るとよいでしょう。

 

3.食前・食後のコーヒー・紅茶・緑茶に注意!!hinketsu3.jpg

 コーヒー・紅茶・緑茶に含まれるタンニンは、鉄分と一緒に摂ると、鉄分の吸収を悪くさせます。食事中にお茶を飲むときは、タンニンの少ない麦茶やほうじ茶にしましょう。

 

 

※鉄分の多い食品

●大豆や大豆製品 ●牛・豚・鶏のレバー、牛もも肉 ●小松菜、ほうれん草、切干大根、プルーン ●ひじき、もずく、のり ●あさり、しじみ、まぐろの赤身、かつお

 

 

                                       【記事提供】

社会福祉法人 南東北福祉事業団

総合南東北福祉センター

http://www.kaigo-hiwada.com/


リハビリトピックス!! 「リハビリ広場ができました」

2010.05.06(木)

当ホームページにてリハビリ広場が新しく開設しましました。

内容はリハビリテーションにかかわることがほとんどで、「リハビリとは?」「脳卒中とは?」など症状別で詳しく記載してます。

その他、利用者さん、患者さんのリハビリの体験記なども多く記載してあります。

頻繁に更新していくので是非チェックしてください。

 

 

医療法人社団 三成会

南東北春日リハビリテーション病院

春日リハビリテーション・ケアセンター

 


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