介護トピックス!! 身近な介護用語
2010.05.17(月)
日常生活に出てくる介護に関する用語の説明をしたいと思います。(50音順)
●自助具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・障害があっても自力で行動できるようにするための補助具。車イスや歩行器などをはじめとして、生活全般にわたるいろいろな道具がある。
●社会福祉士・・・・・・・・・・・・・・・・身体上・精神上・環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある人の福祉に関する相談、助言、指導などの支援を行う専門家。
●褥瘡(じょくそう)・・・・・・・・・・・・床ずれのこと。ずっと同じ姿勢で寝ていると、身体の一部に圧迫や摩擦、血行不良のために炎症が起こる。
●生活習慣病・・・・・・・・・・・・・・・・いわゆる「成人病」のこと。食事、運動、喫煙などの生活習慣が関与している病気。代表的なものとして高血圧、糖尿病などがある。
●清拭(せいしき)・・・・・・・・・・・・・清潔を保つために蒸しタオルや布を使って、身体をきれいに拭くこと。 ●成年後見制度・・・・・・・・・・・・・介護サービスは利用者とサービス業者の直接契約となっているが、利用者が精神・知的障害・認知症などの場合、法律上の手続きや財産管理などを援助者が代行して、利用者の権利を守る制度。
●せん妄(せんもう)・・・・・・・・・・・意識障害の1つで、幻覚、不安や興奮の状態を示す。高齢者では脱水やけがのショックなどにより一時的にせん妄状態になることがある。
●ターミナルケア・・・・・・・・・・・治る見込みがない人に施す終末期の医療や看護。延命治療ではなく、痛みや苦痛を緩和しながら、残された時間を有意義に過ごせるようにする。
●摘便・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自力で排便できないとき肛門から直腸に手指を入れて、便を摘出すること。
●トランスファー・・・・・・・・・・・・ベッドから車イス、車イスからトイレなど、別の場所に身体を移動させる「移乗動作」のこと。
●脳卒中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れる「脳出血」または「くも膜下出血」の3つに分かれる。片方の手足の運動の麻痺・感覚麻痺など、右麻痺・左麻痺によって色々な障害を伴う。
●ノーマライゼーション・・・・・・障害があっても区別や差別されることなく、人間として普通に生活を楽しみ、権利と義務を担って生きる社会であるべきだとする生活原理。
●バイタルサイン・・・・・・・・・・・身体の状態を観察するための不可欠なポイントで、体温・脈拍・呼吸・血圧・意識があるかどうかの5つを指す。
●廃用(はいよう)症候群・・・・・・・ずっと寝たきりで身体を動かさないと、骨や筋肉の萎縮(いしゅく)や関節の拘縮、意識や記憶力などの心身機能が低下すること。
●モニタリング・・・・・・・・・・・・・・介護保険で作成したケアプランに沿った介護サービス利用がうまくいっているかどうか、利用者の意見を聞くこと。
●理学療法士(PT)・・・・・・・・・・・病気やけがなどで身体に障害を負った人の機能を最大限に引き出すために、筋肉増加などの運動療法、電気や温熱などを使った物理療法を中心に動作機能回復をサポートするリハビリの専門家。
(小春日和第65号より)
医療法人社団 三成会 南東北春日リハビリテーション病院
http://www.kasuga-rehabili.com/index.php
キーワード:介護,トランスファー,褥瘡,清拭,ターミナルケア
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