介護教室 お年寄りの食生活について
2011.03.30(水) お年寄りの方はものを食べるという行為に老化現象が現れます。食べ物の味やにおいを感じる感覚が低下し、飲み込む力も弱まり、むせることが多くなります。内臓の機能も衰えますから、栄養を消化吸収する胃腸の働きが鈍くなり、十分な栄養を取りにくくなっています。その他にも麻痺が起こったり、手の力が弱まるため、箸やスプーンなどうまく使えなくなります。
【食事は健康維持の鍵です】
【お年寄りの食習慣を尊重しましょう】
【自力で食べられるようにしましょう】
【お年寄りのペースにあった介護をしましょう】
【楽しい食事は環境づくりから行いましょう】
【小春日和第75号より】 家庭の医学 腰痛について 2011.03.29(火)
腰痛は国民病と呼ばれるほど、多くの人が悩んでいる症状です。たいていの人は一度は腰痛を経験するといわれています。 ところが意外と腰痛の基本知識を知っている人は少ないのです。まずは腰痛のしくみと原因を理解することが、腰痛で悩んでいる人、予防したいと思っている人にとってとても大事なことです。 【原因】 【予防】 腰痛防止に効果的な対策として、もっとも基本的なものが正しい姿勢の習得です。立ったときの、悪い姿勢、つまり腰痛にとっての不良姿勢はひとくちで言えば「そりすぎの姿勢」です。 骨盤を反りすぎる事によってせぼねの後ろの部分である椎間関節に圧がかかって、関節炎症としての腰痛が起こりやすくなります。また、神経根がせぼねから出て行く部分を椎間孔といいますが、そこを狭くし、椎間板も後方にふくれ出るため、やはり神経根が圧迫されて腰痛、坐骨神経痛が起こりやすくなるのです。じっと立っていてよい姿勢とは、まず左右どちらにもからだを傾けていないことです。
【運動治療】 もっとも手軽にできるのがウォーキング(歩くこと)です。 ウォーキングの際の基本的な姿勢、ポイントは以下のとおりです 1.からだ全体のフォーム ・壁と背中合わせにして立つ・あごを引いて、視線を数メートル先に置く ・そのままの姿勢で歩き出す 2.上半身のフォーム ・両腕を90度前後に曲げ、力を抜いた状態で手のひらを軽く握る ・胸の前から腰の横の部分までの範囲で、こぶしが行き来するように意識しながら手を振る 3.下半身のフォーム ・支え脚で地面を蹴っていく場合、必ず振り出し脚はかかとから着地する。 ・正面から足裏が見える状態にする 4.歩き方のクセを見つけよう ・靴底に水をつけ、乾いたところを歩き、踏み出す脚の方向性や歩き方のクセを見つけましょう。 ・通常、進行方向に向かって両かかとの中央の点を結んでいくと直線ができあがる。 ・足の開きは、直線に対してつま先部がやや外側(10度前後が一般的)に開いている。 ・速く歩くことを意識するほど歩幅が広がるため、かかとはほぼ直線上を歩くようになる。
【小春日和第76号より】 Honda「リズム歩行アシスト」の臨床研究を行っております 2011.03.28(月) 南東北春日リハビリテーション病院は、リハビリテーションを行う患者さんに対し、アシスト機器「リズム歩行アシスト」を利用した歩行練習で、身体の機能向上に有益であるかを検証するため、アシスト機器の開発者である(株)本田技術研究所と共同臨床研究を行っています。
■機能
・歩く時の、脚を前に振り出す時と、地面に着け後ろへ蹴る時の動きに合わせ、制御コンピュータがこの歩行タイミングに合ったアシスト力を計算しモータに力を発生します。こうすることで、普段よりも少し歩幅を広げ、楽に歩くことができるようになります。
・アシストの調整は、左右の脚に対して、振り出しと蹴りを独立して変更できるため、様々な歩き方に対応できます。 ■構造、仕組
・腰と、左右太腿の3か所のベルトで身体に装着します。
・腰フレーム(M,L)、大腿フレーム(S,M,L)のサイズを組み合わせることで、様々な体型に対応します。 ・機器の重量は2.4Kgです。 ・充電したバッテリーで、1時間以上のアシストが可能です。
随時研究内容を更新していきます。 研究責任者 |
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