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手足の震え、こわばり 〜パーキンソン病

2019.04.02(火)

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50歳代になって手足の震えが出た…それはパーキンソン病かもしれません。日本では1000人に1人、10万人以上の患者がいると推定される難病です。

発症したら本人や家族はどのように対処したらよいのでしょうか。



パーキンソン病の症状

 パーキンソン病は、神経同士の連絡がうまくいかなくなることで引きおこると考えられています。症状は手足の震え、手足のこわばりなどで、身体の片側に始まり、他の部位へ進行する特徴があります。じっとしているときに片側の手や足が震えたり、やや前かがみになって歩いたり、歩き方が小刻みになったりします。

 

多くは50歳代で発症

 患者の多くは50歳代以上で発症し、2人に1人は、うつ症状を抱えていると言われています。この年代は仕事面や老後など将来の不安から悩みを抱え、うつ症状になる可能性があります。逆にうつ病からパーキンソン病を発症するケースも見られます。

 

パーキンソン病との上手な付き合い方

 パーキンソン病は長い時間をかけてゆっくりと症状が進行します。適切な治療とリハビリを続けながら前向きに生活を楽しむことが大切です。動きが緩慢になるため周囲はハラハラしますが、本人のリハビリになると考えて、手を出したくなるのを我慢し、危険回避の見守りに徹することです。

 症状が進行するにつれて、介護する人の負担は増加します。介護を一人で抱え込まず、色々な支援体制の利用を考えましょう。

 運動症状が主な場合は病状に合わせ専門的なトレーニングを加えれば、症状の軽減や苦痛の緩和に一層つながります。

 

※南東北グループ広報誌「南東北」第322号より抜粋




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