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高齢者の2割…サルコペニアを防ごう!
2019.02.13(水) サルコペニアとは? サルコペニアは加齢に伴う筋肉量の減少を示します。 このサルコペニアの状態になると、歩く力が低下し、転倒・骨折をしやすくなります。 ![]() それだけでなく、様々な疾病罹患率が高まり、死亡リスクが向上するとも言われています。 我が国の65歳以上の高齢者におけるサルコペニアの有病率は15〜20%程度であり、75歳以上でその有病率が増加する事も知られています。 つまり、サルコペニアは高齢者にとって身近な存在であり、多くの高齢者の筋機能が低下していることが予測されます。 サルコペニアのメカニズムと悪循環 サルコペニアは加齢に伴って筋の代謝バランスが崩壊した状態であり、筋肉の合成に関連する要素が減少、分解に関連する要素が増加することによって、合成量よりも分解量が上回ってしまうことにより筋肉量が減少してしまいます。 ![]() 筋肉の合成に関与するものは加齢とともに減少することが知られている一方、筋肉の分解に関連するものは加齢とともに増加する事が知られており、これらが加齢に伴う筋肉の代謝バランス崩壊の要因となっています。 サルコペニアの対策方法 対策方法としては、この代謝バランスの是正が必要となります なかでも運動には筋肉の合成に関与するものを増加させるような効果があることが知られており、積極的な運動介入によって筋タンパクの合成量が増加し筋肉の機能が向上すると言われています。 ![]() また、運動介入によって筋肉のタンパクの合成を促進し、分解を抑制するような効果があるとされています。ただし、この運動の効果を高めるためには、基盤となる栄養状態が良好であるという条件があります。 なかでも、タンパク質、アミノ酸、ビタミンDなどといった筋肉蛋白の合成に関与するとされる栄養素を十分に補給したうえでの運動実施が望ましいと思われます。 ※小春日和166号より抜粋 キーワード: |
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