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摂食・嚥下障害について

2014.04.25(金)

あなたは、こんな症状ありませんか?                 
発熱を繰り返す
痰が増えた
よく肺炎や気管支炎になる
飲み込んだ後も口の中に食べ物が残っている
食事中によくむせる、吐き出す
食べた後の声がおかしい(痰がからんだような声)

 

摂食・嚥下障害とは?                           
脳卒中の後遺症や、高齢に伴う体力低下のために食べること・飲み込むことが十分にできない障害のことです。
摂食・嚥下障害の方は、飲み込んだ食べ物が誤って気管へ入ってしまう『誤嚥』や、食べ物が喉につまって息が出来なくなる「窒息」を起こしやすくなります。

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つまりやすい食品は?                          
特に高齢者は、唾液の分泌量が減っているため、パサパサしたものや粘りのあるものがつまりやすくなっています。
平成18年の調査では、

つまりやすい食品
第1位 もち
第2位 ごはん
第3位 パン

の順番によりつまりやすいとか。

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その他、クッキーやカステラ、ふかしイモなど水気の少ないもの、カップゼリーや飴、おかゆなどが原因の窒息事故も多いそうです。

こわ〜い!誤嚥性肺炎                          
誤嚥を繰り返すと、誤嚥性肺炎を引き起こします。
高齢者肺炎の第一位であり、65歳以上の40%、80歳以上の過半数をこの誤嚥性肺炎が占めています。
高齢者の方は、口の中やのどの感覚低下、麻痺などのために、むせない誤嚥の方がいるため、注意が必要です。

摂食・嚥下障害の方への対応は、状態によって異なります。食事方法や環境調整を行うことで安全に食べられる方もいれば、口から食べること自体が危険とされる方もいます。
対応については専門職(医師・看護師・言語聴覚士・栄養士など)に相談してみてください。


キーワード:誤嚥性肺炎,嚥下障害

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