介護教室 〜尿失禁の種類と原因について
2017.02.22(水)
尿失禁とは 普通、膀胱に尿が溜まっても、自分の尿である程度我慢できるが、さまざまな原因で我慢できずに排尿してしまう状態を尿失禁といいます。
<腹圧性> くしゃみや咳や笑うなどして腹圧がかかって不随意に漏れてしまうものをいいます(骨盤底筋群の緩みによるもの)。出産後の女性や高齢者によくみられる失禁です。
<切迫性> 尿意は感じるが、トイレまで我慢できずにもらしてしまうものです。 尿路感染や前立腺肥大の場合になりやすいです。

<いつ流性> 尿閉のため膀胱が充満すると、容量を超えた分が出てしまいます。 見かけ上は尿が出ていても、下腹部が盛り上がっているような場合には、いつ流性の尿閉である場合があります。 自分で訴えることもあるので、便秘をしていないか観察する必要があります。
<反射性> 脳血管障害や脊椎損傷など、尿意を伝える神経の障害のために膀胱に尿が溜まると反射的に膀胱が収縮して尿が手でしまう状態です。 このほかに環境や情緒、精神的な要素が原因となる場合もあります。
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