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小春日和 インフルエンザに注意しましょう

2012.02.15(水)

 2月に入りインフルエンザが流行しております。体調管理、気にかけていますか?ここでインフルエンザについて再度確認をして、早めの対応をとれるように心がけましょう。
まず、インフルエンザとかぜ(普通感冒)の違いについてです。

○インフルエンザ
急な発熱(38℃以上)、悪寒、頭痛、咳、のどの痛み、鼻水、倦怠感、筋肉痛や関節痛などの全身症状が強い ・・・これらの激しい症状が数日間続く
潜伏期間…24時間〜2日ほど、長くて4・5日後程度

○かぜ(普通感冒)
 微熱、悪寒、のどの痛み、鼻水など軽い症状、ゆっくり発症する

・インフルエンザで症状が重くなりやすい方
 高齢の方、子ども、妊婦さん、呼吸器疾患・心疾患・糖尿病等の持病のある方
は注意が必要です

次に、ワクチン接種についてです。2009年大流行した「新型インフルエンザ(A/H1N1)」は2011年4月1日より通常の季節性インフルエンザに変わりました。そして、今年のインフルエンザワクチンには、「新型インフルエンザ」と呼ばれた「ブタインフルエンザ(A/H1N1)」も組み込まれており、昨年同様1種類のワクチン接種で済みます。予防接種に優先順位はなく、どなたでも各病院や医院の予約状況に合わせて接種をすることができます。

○ワクチン接種時期
 インフルエンザワクチンは接種してから効果が出るまでに、2週間ほどかかります。流行のピークになる前、遅くても11月中旬頃までには接種を終えておくとよいでしょう。
 前述した、症状が重くなりやすい方・持病のある方は、早めに主治医と相談しておきましょう。
 ちなみに、ワクチンの効果は3〜6ヶ月ほどで徐々に減少していきます。ですので、毎年接種することが必要です。

○ワクチン接種回数
6ヶ月〜13歳未満・・・2回
13歳以上・・・・・・・1回(受験生は2回接種もできます)
※ 接種間隔・・・1回目と2回目の間隔は、1〜4週間程度が目安

○ワクチンの副作用
 ・接種局所の反応で、発赤・腫脹・疼痛が生じることがある
 ・まれに、発熱・頭痛・悪寒・倦怠感も起こる
 ・卵アレルギーの方は、発疹・口唇のしびれ・アナフィラキシーショックなどが現れる可能性がある・・・卵アレルギーの方は主治医に相談して接種を検討しましょう

予防接種も重要ですが、毎日の予防行動を心がけることも大切です。日常生活でできる予防方法を確認しましょう。

mini_kango.jpg○日常生活でできる予防方法
 1.栄養と休養を十分取る
 2.流行期には人混みを避ける
 3.適度な温度、湿度を保つ
 4.外出後の手洗い、うがいの励行
 5.マスクを着用する

 インフルエンザとワクチン接種について、再確認できたでしょうか。インフルエンザのシーズンになっても、「私は流行に乗らないぞ!」と普段から予防を心がけ生活し、この時期を乗り越えていきましょう。

 

小春日和84号より
http://www.kasuga-rehabili.com/log/press/94.pdf


キーワード:インフルエンザ,タミフル,リレンザ,予防

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