2010.06.16(水)

血管の破裂により、「くも膜」と「脳」の間のくも膜下腔に血液が流れ出すことをいいます。また、場所や量・広がりにより異なりますが、重い後遺症が残ったり、死に至る場合もある病気です。

くも膜はどこの部分をいうの？

原因は？

脳動脈瘤の発生率

脳動脈瘤（のうどうみゃくりゅう）を持つ方のうち、年間でおよそ0.2〜3.0%の方が出血する可能性があるといわれています。
※脳動脈瘤（cerebral aneurysm）とは、動脈壁の脆弱性等に起因する先天的な血管壁が瘤状（こぶじょう）に変化したもの。
〜発症しやすい年齢〜
脳動脈瘤（のうどうみゃくりゅう）は、全ての年齢層に発症が見られますが、最も多いのが３５歳〜６０歳の層です。まさに、働き盛りの年齢層に多い病気です。
〜発症率の男女比〜
割合でいうと、女性3に対して男性2と、より女性に脳動脈瘤ができやすい傾向にあります。

症状は？

治療法は？

主に、 再破裂を防止するために行われる治療です。

・血管内手術（脳動脈コイル塞栓術）
柔らかい金属コイルを破裂した動脈瘤内に充満させ、本来の脳栄養血管から遮断します。

脳ドックで事前の検査を受けましょう！！

2010.06.05(土)

先月から須賀川市内で交通事故が多発しています。須賀川市・須賀川市交通対策協議会よりのお知らせがあります。

今月３日の早朝、市内大久保字原田地内の市道上にて、農耕用トラクターが横転し、運転中の高齢男性が死亡する交通事故が発生しました。
　これにより、県内では先月２２日から今月３日までで６名の高齢者が犠牲となり、この異常事態を受け、今月３日から１２日までの１０日間、県内に交通死亡事故多発警報が発令されています。
　運転者の皆さんは、ハンドルを握ったら運転に集中し、乗車する方は確実にシートベルトを締めるなど、交通事故には十分に注意し、安全運転に努めてください。
　また、農繁期を迎え、トラクターや耕転機などを利用する機会も増えますので、運転には十分留意し、事故防止に努めてください。

交通死亡事故の概要

　○日時　６月３日（木）午前６時５分頃
　○場所　市内大久保字原田地内　市道上
　○状況　トラクターが法面に乗り上げ横転した単独事故
　○備考　急な下り坂

今年市内で発生の交通死亡事故

（１）
　○日時　５月１０日（月）午前９時２７分頃
　○場所　市内牛袋町地内　国道１１８号上
　○状況　普通貨物車がオーバーハング支柱に衝突した単独事故
　○備考　片側１車線の緩やかな右カーブ
（２）
　○日時　５月２７日（木）午前５時１２分頃
　○場所　市内西川字辰ノ口地内　国道１１８号上
　○状況　十字路交差点にて軽乗用自動車と軽貨物自動車の出会い頭事故　
　○備考　点滅信号機が作動中

最近の交通事故の特徴
○朝夕時間帯に事故が多くなっていること
○国道４号と市町村道路での発生が多いこと
○前方不注意や安全不確認など漫然な運転による事故が多いこと
○高齢者被害の事故が多いこと
○飲酒運転による事故が多いこと

交通安全のお願い
○トラクターなどの農耕機には、必ず安全フレームを備えましょう。
○速度を控え、安全運転をお願いします。
○飲酒運転は絶対にやめましょう。
○早めのライト点灯をお願いします。　
○運転席、助手席だけでなく後部座席も必ずシートベルトを着用しましょう。
○高齢者の皆さんは、反射材を身に付け、車道を横断するときは十分注意しましょう。

須賀川市ホームページ

http://www.city.sukagawa.fukushima.jp/index.html

他人事と思わずに、自分自身も気をつけて運転しましょう。

2010.06.02(水)

介護教室　

介護はプロに任せた方がいい？　○か×か

人生の目標となるようなケアプランを

　介護保険は「介護の社会化」をスローガンにつくられました。しかしそれは、介護を「家族から社会へ」任せてしまうものではなく「家族も社会も」であるべきです。なぜなら、介護のうちの介護力は専門家に任せればいいのですが、肝心の介護関係は家族にしか出来ないからです。
　介護保険では、不十分ながら、食事、排泄、入浴といった日常の生活を支えることはできます。しかし花見や墓参り、温泉旅行といった非日常的な生活の支えはしてくれません。こうした生きがいがあってこその人生です。生きていこうとする人生の目標となるようなケアプランは家族の役割です。

答え：　×　　家族やボランティアの役割も大きい

<小春日和66号より> 

医療法人社団　三成会
南東北春日リハビリテーション病院