ポジショニングについて
2014.04.09(水)
寝たきりになり同じ体位でずっとベットに寝ていると、圧迫され血液の流れが悪くなり、壊疽するなどの症状がでます。 これを『褥瘡』といいますが、褥瘡を防ぐためには、1日数回のポジショニングが必要です。
<ポジショニングとは?> 自分で体を動かす事が出来ない方や自分で姿勢の崩れを修正できない方が、適切な姿勢・安楽な姿勢を保てるように援助する事を言います。

<基本的な考え方> ポジショニングを行う際、身体を (1)頭部 (2)体幹(胸郭) (3)骨盤 (4)両腕 (5)両足 の5 つの部位に分けて考えます。 それぞれの部位には重みがあり互いに連結しています。 筋緊張や拘縮などを起こし、体の安定性が低い方の場合、頭や腕などの重みを支えきれず、前かがみや左右への傾いた姿勢になりやすく、身体が浮いて椅子などの間に隙間ができてしまいます。 その為、ポジショニングではタオルやクッション、枕などを用いて体の浮いた部分や隙間を少なくし、出来るだけ広い面で体重を支えられる安定した姿勢を取ります。
<ポジショニングの方法> ポジショニングは近位(体の中心に近い部分)から行う事で遠位(身体の中心に遠い部分)の緊張も 緩和しやすくなるため、

の順で行うといいでしょう。
キーワード:ポジショニング,褥瘡
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