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間違った花粉症対策!ヨーグルトが効く?雨の日は花粉が少ない?
2020.01.24(金) 私たちの身近なアレルギー症状・花粉症は、スギ・ブタクサ・ヒノキなど植物の花粉が原因で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を起こす病気です。
![]() <花粉症の症状>
<花粉症の検査>
<花粉症の治療>
<あなたの対策は間違っている?> ![]() インターネットを調べるとよく目にする「ヨーグルトが花粉症を軽減する!」の記事。 でもこれ、厚生労働省が発表した調査によると、根拠となる実験はあくまで主観的な実験ばかりで、効果は不明とのこと。 厚生労働省としては、効果が不明確な食品が一時的なブームにより取沙汰されることによって、通常診療に影響が出ることを懸念しているようです。 ヨーグルトで効果があった!と経験した人は、「プラセボ効果」によるものの可能性が高いとか。 ※プラセボ効果とは 車酔いは心理的要素が原因であることが知られていますが、砂糖水を酔い止め薬と偽って飲んだ被験者の6割が、「酔い止めに効果があった」と答えた実験結果があります。 心理的に「効果がある薬だ」と思い込むことによって、本当に効いてしまうこと。
![]() 少ない降雨量だと変わりませんが、降雨量がそれなりだと花粉が雨に濡れて地面に落ちるため、飛散量としては少なくなります。 しかし、雨の日の次の日がやっかい。 地面が一気に乾燥するため、堆積していた花粉が舞い上がった空気と一緒に飛散します。 雨の日の次の日は、かえって花粉が多くなるんですね。 また、風が強い日も一般的に飛散量は多くなります。
(?)花粉が入るから、窓は閉めきらなければならない? ![]() 飛散している状態では、アレルギー物質がまた花粉から出ていないため症状はおこりませんが、体内に入ったりつぶされたりすると、アレルギー物質が空気中に飛び出します。 室内は入ってしまった花粉が砕かれて、原因物質が飛び出ていることが多いので、かえって屋外より症状がひどくなることもあるんです。 花粉というよりは、アレルギー物質を外に出すために、喚起をしましょう。 また掃除をする際も、花粉を吸っても中で砕かれて物質が排気口を通って空気中にかえって飛散することも。 サイクロン式や、高性能フィルター式がおすすめです。
<正しい!花粉症対策> 花粉症対策最大のポイントは、吸わない・浴びない・持ち込まないです。 花粉に接触しなければ症状は現れないので、難しいことですができるだけ注意しながら、飛散量の多い日の外出はできるだけ避けましょう。(1日のうちでは、13時〜15時頃の時間帯がもっとも飛散量が多いと言われています) 外出時はマスク(水に湿らせたガーゼを中に挟むことで花粉を大幅にシャットアウトできます)、メガネ、帽子、ツルツルしたコートを着用しましょう。 〇帰宅時の対策 洗顔やうがい・手洗いを行い、衣服やペットについた花粉は玄関で落としましょう。 〇その他の対策 洗濯物・布団にも注意しましょう!布団についた花粉は、睡眠中の症状悪化につながります。 また、ドアや窓をこまめに閉めて、花粉の侵入を防ぎましょう。 <花粉症の診療を行っています> 受診をご検討なら、南東北春日リハビリテーション病院まで! キーワード:花粉症,ヨーグルト,雨の日,予防 |
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