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ワンポイントメディカル 冷え性対策

2012.02.28(火)

冷え性が起こる原因
 「冷え性」は、血行不良によっておこります。血液がうまく流れず、毛細血管にまで流れにくくなる状態が続くことで、血行が悪くなり「冷え」を起こします。また、外気の影響などにより毛細血管が縮むことで血行が悪くなり、特に末端となる手や足の先に影響が出ます。

冷え性からくる病気に注意しよう!!


低体温
最近では低体温の人が非常に多く、健康体でいられる36.5℃以上37℃以下の人が少なくなっています。
冷え性の人は熱を出しやすい筋肉の量が少ない事が多いようです。
特に人のからだの中で筋肉量が多いのはふとももなどの下半身部分で、歩くという基本的な動作が少ないと筋肉量が減少してしまいます。
低体温は、ガンや様々な病気の原因となりやすい体となるため注意が必要です。

hie_01.jpg体を冷やす原因
夏は自宅やデパートなど様々な場所でクーラーが効いています。また、ビールやアイスクリームなど体を冷やすものも季節感なく食べます。すると、体の中から冷やして冷たい室内で過ごしていると更に体温を低下させてしまいます。また、ストレスは自律神経の働きが乱れて体温調節機能が失われてしまい体を冷やしてしまいます。

 

冷え性改善のプチケア

1.足湯
 バケツや洗面器などに足首が隠れるくらいまで40℃〜42℃くらいのお湯をはり、10分程度つかって血行促進させます。

2.ホッカイロ
 体を温めるためには、大きな血管が通っている部分や体の中心部分をホッカイロで温めるのも効果的です。また、ホッカイロは時間の無いときや外出をしながら体を温めることが出来ます。このとき、ホッカイロが直接肌に触れて火傷をしないように注意しましょう。

3.生姜湯
 生姜には、新陳代謝を活発にしたり、自律神経を正常にする成分があります。
生姜湯を飲むと体が温まるのは、生姜の辛味の主成分であるジンゲロールに、強い殺菌力のほか、血行促進の作用があり体を温め冷え症を改善する効果があるといわれています。

4.半身浴
 一日の疲れを癒してくれるお風呂。このとき冷え性を改善するのに良いのが「半身浴」です。体が冷えている時に熱いお湯に入ってしまいがちですが、熱いお湯だと温度差によって心臓への負担も大きく、体の芯までは温まりません。38℃〜40℃ぐらいの温めのお湯に下半身をつけて20分〜30分程度ゆっくりと温めることで、血液の流れがよくなり全身を温めてくれます。

冷え性改善には?
 冷え性を改善するには、血流を良くすることが大切です。一番効果的なのは筋肉を動かすことです。ジムに通って本格的に運動するだけでなく、普段の生活の中で階段を使う、歩ける距離は乗り物を使わないなどのちょっとした運動や、温めのお風呂に半身浴するなども効果的です。また、自己流食事ダイエットや冷たい食べのもの摂り過ぎは食生活の見直しが必要となります。
 日頃からの運動とビタミンや鉄分といった栄養素を意識して普段の食事に取り入れて、冷えの体質改善を行いましょう。

 

hie_02.jpg<記事提供>
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
http://www.kaigo-hiwada.com/


キーワード:冷え症,冷え性,冷え性改善,冷え性対策,唐辛子

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