小春日和より 「高血圧とは」
2011.09.07(水)
高血圧とは 血圧とは血液が血管の中を通るときに血管にかかる圧力のことです。心臓が収縮して血液を押し出す瞬間は血管に一番強く圧力がかかりこれを収縮期血圧(最高血圧)といい、収縮したあとに心臓が拡張する時に圧力が一番低くなりこれを拡張期血圧(最低血圧)といいます。収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても高血圧といいます。
原因と自覚症状 高血圧の中ではっきりと原因がわかる高血圧を二次性高血圧といいます。ですが、日本人の高血圧の大部分は原因が特定できない本態性高血圧といわれるものです。 自覚症状もほとんどないため、定期的に血圧を測定し早めに高血圧を発見することが大切です。放置すると血管が硬くなる動脈硬化になり、心臓病や脳卒中などを引き起こします。
治療 高血圧と診断されたら早めに治療を始めましょう。 くすりだけではなく生活習慣の見直しも必要です。
生活習慣の改善 1.減塩。
2.太っている人は減量。 BMI体重(kg)÷〔身長(m)×身長(m)〕 を25未満にしましょう。
3.アルコールは適量を守る。 日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本。
4.適度な運動。 有酸素運動がおすすめ。
5.禁煙
6.コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える。
7.規則正しい生活を送り十分な睡眠をとる。
《減塩にする工夫》 ●漬物、みそ汁の回数を減らす。 ●めん類はなるべく汁を残す。 ●かけ醤油よりつけ醤油。 ●インスタント食品は控える。 ●香辛料を上手に利用する。 ●新鮮な材料で食品本来の味をいかす。
〈小春日和81号より〉
9月8日(木)に地域の皆さんを対象とした市民健康教室「高血圧・脳卒中について」を開催します。講演は後藤恒夫院長が行います。説明もわかりやすく好評です。高血圧などのお悩みの方、またどのような原因があるのか知りたい方など是非足を運んでください。
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キーワード:高血圧,コレステロール,喫煙,有酸素運動
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