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介護教室【入浴介助について】
2009.12.05(土) 入浴は身体の清潔を保つだけでなく、血行が良くなり、気分転換にもなりますので、精神的なリラックス効果も望めます。要介護度や身体のコンデションにより、人それぞれ入浴介助の方法も変わってきますが、介助する側にかなりの労力が必要になるため、ご家族の協力はもちろんのこと、介護制度を有効に活用して無理のない介助を心がけましょう。【風呂場の環境について】 ・特に冬場の脱衣場・浴室内の温度調整に配慮しましょう。 ・浴槽周辺に手すりを設置しておくと、安全性が高まります。 ・浴室、浴槽内はすべりやすいので、すべり止めマット等を敷きましょう。 【入浴前に注意しておきたいこと】 ・血圧、脈拍数、体温など体調に異常がないかチェックしましょう。 ・できるだけ排泄を済ませておきましょう。 ・空腹時や食事直後に入浴は避けましょう。 ・急な温度差は危険ですので、脱衣場や浴室を適温に調整しておきましょう。 【入浴中に注意すること】 ・湯かげんは事前にチェックしておきましょう。 ・入浴は15分程度、つかるのは5分程度にとどめておきましょう。 ・体調の変化には十分注意をはらい、気分が悪くなったりした場合は、すぐに出ましょう。 ・心臓へ負担がかからないよう、ぬるめのお湯に胸の下あたりまでつかりましょう。 ・麻痺の方の介助では、麻痺側から介助し、浴槽へは麻痺のない方から出入りしましょう。 【入浴後に注意すること】 ・入浴後は素早く身体を拭き、衣類を身に付けてもらい湯冷めしないようにしましょう。 ・脱水状態にならないよう、必ず水分補給しましょう。 ・爪がやわらかくなっているので、爪切りをしたり、耳そうじをするのも良いでしょう。 【入浴が困難な場合は、下記のような方法があります】 ・手浴…お湯を入れた洗面器を用意して手を洗います。 ・足浴…お湯を入れた洗面器に足を入れて洗います。 ・シャワー浴…入浴より体力の消耗が少なく、足元から上に向けかけていきます。 (小春日和 第60号より) キーワード: |
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