栄養だより【風邪に負けない食事】
2009.01.28(水)
寒さが続いて体調を崩している方も多いのではないでしょうか?今回は風邪に負けない食事についてのお話をします。
風邪を予防するためには… [1]ビタミンを摂る…ウイルスは鼻やのどなど粘膜から侵入するので、粘膜をより強くするビタミンAや、ウイルスに対する抵抗力をつけるビタミンCを摂りましょう。 ・ビタミンAが多い食品…うなぎ、卵、緑黄色野菜など ・ビタミンCが多い食品…柑橘類、キウイ、ブロッコリーなど
[2]良質のたんぱく質を摂る…風邪に負けない体力づくりのために、体をつくる「たんぱく質」も忘れずに摂りましょう。たんぱく質を多く含む食品は、魚や肉、卵、大豆製品(豆腐や納豆)でする。特にご高齢の方は野菜料理にかたよりがちになるため、これらを一回の食事の中に必ず1つは摂るようにしましょう。
また風邪をひいてしまったら消化が良く温かい食品を摂りましょう。水分の補給も大切です。
【おすすめメニュー】 ・うどん、お粥(これだけだと栄養が不足してしまうので、卵や豆腐などを加えてたんぱく質も補給しましょう。) ・あたたかい番茶や葛湯、野菜スープ ・果汁(発熱、発汗により失われたビタミンを補給します) ・イオン飲料(嘔吐や下痢を伴う場合は、電解質も失われるので電解質の補給に)
・卵酒 【材料】(1人分) 日本酒…100cc 卵…1個 砂糖…大さじ2 【作り方】 [1]卵に砂糖を入れよく混ぜる。 [2]鍋に日本酒をわかし少し冷ます。 ※日本酒が熱すぎると卵が固まってしまいます。 [3][2]に卵を少しずつかき混ぜながら入れる。 しょうが汁を入れても美味しくいただけます。
・しょうが湯 【作り方】(1人分) [1]しょうがをすりおろす(小さじ1杯程度)。 [2]しょうがと好みの量のはちみつをカップに入れ、お湯を注ぐ。 レモン汁を入れても美味しくいただけます。 しょうがのすりおろしは、味噌汁に入れても体が温まります。
生活習慣が乱れてくると体調も崩しやすくなります。日頃から規則正しい食事をし、睡眠を十分とりましょう。
医療法人社団 三成会 南東北春日リハビリテーション病院 栄養管理科
キーワード:栄養,ビタミン,たんぱく質,生姜湯
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