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パニック障害 〜突然襲ってくる不安発作〜

2019.12.15(日)

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強い不安や動機・息苦しさに突然襲われ、その後も同様の不安の発作に悩まされている方がいます。ある研究結果では生涯のうちにこのような発作が起きる可能性は全人口の1〜4%となっています。この突然襲ってくる不安の発作を「パニック発作」と言います。

 

パニック発作の症状

・強い不安、恐怖感、呼吸できないような息苦しさ

・動悸、手足のしびれ

・発汗、嘔吐、めまい感

酷い時には失神や過呼吸も起きます。病院に救急搬送されて心電図などの検査を行っても何も異常はみられません。多くの場合、1時間程度で発作は自然におさまってしまいます。

 

パニック発作はいつ起こるか

パニック障害でみられるパニック発作の特徴は、きっかけが無く突然起こることです。また、睡眠中に起こることもあります。それ以外にも、焦った時、空気が汚くて騒音が激しい状況や、初めてパニック発作が起こった時と同様の状況の時に、発作は誘発されやすいと言われています。

 

いつ発作が起こるか分からない恐怖

一度このような発作が起きると、その後もきっかけもないのに同じ発作を繰り返すことがほとんどです。そうすると、またいつパニック発作が起こるか分からない、と常に不安になってしまいます。この不安を「予期不安」と言いますが、この不安のために生活が制限されてしまうことが多いのです。

いつパニック発作が起こるか分からない不安・恐怖から、1人で外出すること、特に緊急の時にすぐに助けが求められない場所(飛行機、高速道路、人込みなど)に行けなくなってしまい、ひどい時は、家から一歩も出られなくなる子こともあります。

 

パニック障害はSSRIという抗うつ薬や抗不安薬を服用する事で直すことが出来ます。このような不安をお持ちの方は、ぜひ精神科に相談してみましょう。

 

※南東北グループ広報誌「南東北」327号より 抜粋









キーワード:パニック発作,

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