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NEWS/TOPICS

2020.11.02

パーキンソン病とは?症状・原因と効果的なリハビリについて


パーキンソン病とは、脳の中の黒質というところにある神経細胞が減ることにより、ドーパミンが減少するために起こるものです。
ドーパミンは、運動を円滑に行うように脳からの指令を筋肉に伝える神経伝達物質のひとつで、通常年齢と共に減少していきますが、パーキンソン病の患者さんは早く減少します。
症状としては、自分の意志とは関係なしに片側の手や足が何となしにふるえる、動きが鈍くなったりのろくなる、歩きずらくなったり歩行が遅くなる、足がよく上がらず、つまずきやすくなる、などという症状が主として現れます。
パーキンソン病は50歳以降に発症することが多く、徐々に進行し、寝たきりになることも少なくありませんが、リハビリで多くは改善に向かうといわれています。
パーキンソン病にリハビリはかかすことが出来ず、定期的な通院、服薬と一緒に行うことで、病気の進行を遅らせ、自宅での生活をより長く送ることが出来ます。


パーキンソン病の症状
パーキンソン病は主に運動機能に障害のでる病気で、大きく分け以下の4つの症状と特徴があり、診断の最大の手掛かりとなります。

1)振戦(手足のふるえのこと)
片方の手や足から震えが始まることが多く、じっとして安静にしていても震えてしまいます。
また、寝ている時は震えなくとも、起きると震えてしまいます。


2)無動(動作がのろくぎこちない)
足の踏み出しが遅くなったり、身体全体の動きがぎこちなくなります。
また、声量が小さくなったりします。



3)固縮(手足の筋肉が硬くなる)
膝、肩、手足の指などの筋肉が固くなって動かしにくくなり、動かす際に痛みが出ることも。
身体が固くなるので、歩行が小刻みになります。




4)姿勢反射障害(バランスがとれず、転びやすい)
左右のバランスがとりにくくなり、転倒しやすくなったりうまく歩けないなど、
首が前に傾き、前かがみの姿勢になることもあります。




の四つに分けられます。

これらが、四大パーキンソン症状といわれるものです。
他に立ちくらみ、頑固な便秘、頻尿などの自律神経症状がみられることがあります。
症状が進んでくると、意欲が低下したり、幻覚、妄想などの精神症状、認知症状が認められたりすることもあります。


パーキンソン病のリハビリは?

基本的には投薬の治療が基本になりますが、出来るだけ早期から薬物療法と平行してリハビリテーションを行うことが大事です。
内容としては、関節可動域訓練(身体の関節が固くなるのを防ぐ訓練)、バランス訓練(立つ、歩行の際の転倒防止訓練)、歩行時の足の振り出しを行いやすくするための訓練、食事やトイレ、着替えなど行いにくくなった日常生活動作を改善するための動作訓練などを行います。
声が小さくなったり話しにくくなる症状がある場合は発語練習も併せて行ったりします。
自宅で行う際は、身体の部分で固くなってきたと感じる部分のストレッチや、新聞等で作った棒を利用した棒体操など、全身を大きく動かしたり、身体をひねったりするストレッチ・体操が有効です。
パーキンソン病の場合のリハビリの主目標は、症状の進行を予防しながら日常生活において困難になってしまった動作を再び行いやすくしていくことです。

具体的リハビリのポイント


―身体の柔軟性維持と拡大のためにー

パーキンソン病の患者さんでは、特に体をねじる動作や股関節・膝関節を曲げることが行いにくくなることが多いです。
各関節で動かせる範囲内で、自分でできるだけ関節を動かすことが大事です。
立位または坐位にて体をゆっくり前後に曲げたり伸ばしたり、体をゆっくり左右にひねったりして、身体のやわらかさを保ちます。


―姿勢バランス訓練―

 歩行時の前かがみの姿勢に対しては、両手を挙げて壁などにつきながら、背のばしの姿勢をとるとよいでしょう。
また前かがみの姿勢を改善させるには、1日1回程度、床上での四つ這いや片足立ち、うつ伏せにして体をよく伸ばすことも効果的です。
立位でのバランスが比較的良好な方は、歩行練習の前に片足立ち、つま先立ち、かかと立ちなどの練習を行います。

―基本動作訓練―

 あおむけに寝た姿勢での骨盤ひねり、寝返り動作や寝ているところからの坐位、坐位から立位への移行動作などの基本動作訓練も患者さんによっては必要になります。
たとえば立ち上がりの訓練は、足を手前に引き、体を前にたおしながら、肘掛けや座面を押すように立ち上がる動作を行います。
介助者が前方または後方から介助してみるのもよいですが、前方に机を置いて立ち上がりの練習してみるのもよいと思います。


―歩行訓練―


歩行訓練をする前に、まずは環境を整えることが大切です。
スリッパは転倒しやすいのでリハビリシューズなどのかかとの付いた靴を履くことと、床面周囲の障害物を取り除き環境整備を行いましょう。
歩行練習としては、歩行開始時に"イチ、ニ、イチ、ニ"と声を出すようにして、リズムをつけながら足踏みをすると足が出やすい場合があります。
次に左右どちらかの足に決めて、その足を挙げてから、「せーの」で一歩目を踏み出すようにします。
さらに床に約30cm間隔でラインを引いて、これを目標に歩くと、歩きやすくなる場合があります。
歩行時のコツとしては手の振りを大きくし体をきちんとひねるのを意識しながらできるかぎり歩幅を大きくとって歩きましょう。
すくみ足、前傾姿勢が著しく目立ち歩行が安定しない時は、歩行器、車椅子を押して身体を支えながら行います。
介助者が前方から両手を支え引く形で歩行練習を行うのもよいでしょう。

パーキンソン病の自主訓練について

1)ゆっくりと息を吐きながら身体を前方に曲げます。

指先を無理に床に付けようとしなくてもよいです。自分の届く範囲で無理なく行いましょう。
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2)ゆっくりと身体を後方にそらします。背中を伸ばす意識で行うとよいでしょう。

前方に曲げる運動と合わせて20回くらいが目安です。
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3)左右に身体をひねります。これも息をはきながらゆっくりと行います。

左右合わせて20回くらいが目安です。
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4)歩行時に特に姿勢が前かがみになってしまう方は、壁に両手を付けて背中を伸ばす運動を行うとよいでしょう。

10秒伸ばしを5回くらいが目安です。

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5)あおむけに寝ている状態で骨盤(下半身)をひねります。上半身はなるべく天井の方をみます。

ひねった状態で、息を吐きながら10秒保ちます。
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6)特に一歩目が踏み出しにくかったり、足がすくみやすい方は、床にラインを引き、それをまたいで歩く練習を行うのがよいでしょう。足が振り出しやすくなる場合があります。

棒を目標物として置いたりするとつまずく危険があるので、テープ等を貼るのがおすすめです。

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パーキンソン病対応のパワーリハビリテーション

当院では、パーキンソン病の方へ向けた、「パワーリハビリテーション」を実施しています。
パワーリハビリテーション(以下パワーリハ)とは、高齢者の介護予防・介護量軽減・自立支援のための手法として考案されたもので、特徴としてはマシントレーニングを行うことですが、準備体操→ストレッチ運動→マシントレーニング→整理体操の一連の運動を言います。


 パワーリハは老化による体の弱りを活動力を高める事で、行動変容(歩くのが早くなる、畑仕事を始める)を起こす事が最終目的で、筋力強化とは全く違うものです。
当院では、6種のマシンを使用し、脳血管障害などの中枢神経疾患の方、 骨折や変形性関節症などの整形疾患の方、体力増強が必要な方、パーキンソン病等の方を対象にパワーリハを行っています。

パワーリハは普段使っていない筋肉を軽い負荷の中で動かす事で、腰・膝の痛みが緩和・軽減、認知症状の緩和・改善、パーキンソン病等の神経難病の進行遅延・改善、脳梗塞後遺症後の動作能力の改善などの効果があります。
しかし、全員に効果があるわけではありません。
あくまでも、リハビリ方法の1つです。
適切な評価をし、効果が期待できるか、また、正しい知識・運動方法で行う事が大切です。

筋力強化トレーニングは、原則として健康な人に対して行うトレーニングで、筋力を増強させることを目的に強い負荷(最大筋力の60%)で運動を行います。
筋線維や筋細胞を破壊して再生するために高齢者にはリスクが高い上、頚椎圧迫骨折の危険性、バルサルバ反応による脳梗塞や心筋梗塞の危険性も伴います。
強い負荷でのトレーニングでは、どうしても脱落者は増え、高齢者の不安も高まります。
一方、パワーリハは、虚弱、要介護者を対象として、軽い負荷をかけ、普段使われていない、眠っている筋群を呼び起こし、神経と筋肉が協調した行動をとれるようにするもので、結果的に筋力の向上につながることもあります。
また、有酸素運動であるため、爽快感をはじめ、うつなどに有効な神経系物質分泌も得られます。

以上、パーキンソン病のリハビリについて解説してきました。これらのリハビリや自主訓練は、自分や家族の判断で行うのではなく、しっかり専門家に指導してもらうことが大事です。

参考図書:安藤一也、杉村公也:「リハビリテーションのための神経内科学」医歯薬出版株式会社.
記事 南東北春日リハビリテーション病院 リハビリテーション科作成


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NEWS/TOPICS

パーキンソン病とは?症状・原因と効果的なリハビリについて

2020.11.02


パーキンソン病とは、脳の中の黒質というところにある神経細胞が減ることにより、ドーパミンが減少するために起こるものです。
ドーパミンは、運動を円滑に行うように脳からの指令を筋肉に伝える神経伝達物質のひとつで、通常年齢と共に減少していきますが、パーキンソン病の患者さんは早く減少します。
症状としては、自分の意志とは関係なしに片側の手や足が何となしにふるえる、動きが鈍くなったりのろくなる、歩きずらくなったり歩行が遅くなる、足がよく上がらず、つまずきやすくなる、などという症状が主として現れます。
パーキンソン病は50歳以降に発症することが多く、徐々に進行し、寝たきりになることも少なくありませんが、リハビリで多くは改善に向かうといわれています。
パーキンソン病にリハビリはかかすことが出来ず、定期的な通院、服薬と一緒に行うことで、病気の進行を遅らせ、自宅での生活をより長く送ることが出来ます。


パーキンソン病の症状
パーキンソン病は主に運動機能に障害のでる病気で、大きく分け以下の4つの症状と特徴があり、診断の最大の手掛かりとなります。

1)振戦(手足のふるえのこと)
片方の手や足から震えが始まることが多く、じっとして安静にしていても震えてしまいます。
また、寝ている時は震えなくとも、起きると震えてしまいます。


2)無動(動作がのろくぎこちない)
足の踏み出しが遅くなったり、身体全体の動きがぎこちなくなります。
また、声量が小さくなったりします。



3)固縮(手足の筋肉が硬くなる)
膝、肩、手足の指などの筋肉が固くなって動かしにくくなり、動かす際に痛みが出ることも。
身体が固くなるので、歩行が小刻みになります。




4)姿勢反射障害(バランスがとれず、転びやすい)
左右のバランスがとりにくくなり、転倒しやすくなったりうまく歩けないなど、
首が前に傾き、前かがみの姿勢になることもあります。




の四つに分けられます。

これらが、四大パーキンソン症状といわれるものです。
他に立ちくらみ、頑固な便秘、頻尿などの自律神経症状がみられることがあります。
症状が進んでくると、意欲が低下したり、幻覚、妄想などの精神症状、認知症状が認められたりすることもあります。


パーキンソン病のリハビリは?

基本的には投薬の治療が基本になりますが、出来るだけ早期から薬物療法と平行してリハビリテーションを行うことが大事です。
内容としては、関節可動域訓練(身体の関節が固くなるのを防ぐ訓練)、バランス訓練(立つ、歩行の際の転倒防止訓練)、歩行時の足の振り出しを行いやすくするための訓練、食事やトイレ、着替えなど行いにくくなった日常生活動作を改善するための動作訓練などを行います。
声が小さくなったり話しにくくなる症状がある場合は発語練習も併せて行ったりします。
自宅で行う際は、身体の部分で固くなってきたと感じる部分のストレッチや、新聞等で作った棒を利用した棒体操など、全身を大きく動かしたり、身体をひねったりするストレッチ・体操が有効です。
パーキンソン病の場合のリハビリの主目標は、症状の進行を予防しながら日常生活において困難になってしまった動作を再び行いやすくしていくことです。

具体的リハビリのポイント


―身体の柔軟性維持と拡大のためにー

パーキンソン病の患者さんでは、特に体をねじる動作や股関節・膝関節を曲げることが行いにくくなることが多いです。
各関節で動かせる範囲内で、自分でできるだけ関節を動かすことが大事です。
立位または坐位にて体をゆっくり前後に曲げたり伸ばしたり、体をゆっくり左右にひねったりして、身体のやわらかさを保ちます。


―姿勢バランス訓練―

 歩行時の前かがみの姿勢に対しては、両手を挙げて壁などにつきながら、背のばしの姿勢をとるとよいでしょう。
また前かがみの姿勢を改善させるには、1日1回程度、床上での四つ這いや片足立ち、うつ伏せにして体をよく伸ばすことも効果的です。
立位でのバランスが比較的良好な方は、歩行練習の前に片足立ち、つま先立ち、かかと立ちなどの練習を行います。

―基本動作訓練―

 あおむけに寝た姿勢での骨盤ひねり、寝返り動作や寝ているところからの坐位、坐位から立位への移行動作などの基本動作訓練も患者さんによっては必要になります。
たとえば立ち上がりの訓練は、足を手前に引き、体を前にたおしながら、肘掛けや座面を押すように立ち上がる動作を行います。
介助者が前方または後方から介助してみるのもよいですが、前方に机を置いて立ち上がりの練習してみるのもよいと思います。


―歩行訓練―


歩行訓練をする前に、まずは環境を整えることが大切です。
スリッパは転倒しやすいのでリハビリシューズなどのかかとの付いた靴を履くことと、床面周囲の障害物を取り除き環境整備を行いましょう。
歩行練習としては、歩行開始時に"イチ、ニ、イチ、ニ"と声を出すようにして、リズムをつけながら足踏みをすると足が出やすい場合があります。
次に左右どちらかの足に決めて、その足を挙げてから、「せーの」で一歩目を踏み出すようにします。
さらに床に約30cm間隔でラインを引いて、これを目標に歩くと、歩きやすくなる場合があります。
歩行時のコツとしては手の振りを大きくし体をきちんとひねるのを意識しながらできるかぎり歩幅を大きくとって歩きましょう。
すくみ足、前傾姿勢が著しく目立ち歩行が安定しない時は、歩行器、車椅子を押して身体を支えながら行います。
介助者が前方から両手を支え引く形で歩行練習を行うのもよいでしょう。

パーキンソン病の自主訓練について

1)ゆっくりと息を吐きながら身体を前方に曲げます。

指先を無理に床に付けようとしなくてもよいです。自分の届く範囲で無理なく行いましょう。
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2)ゆっくりと身体を後方にそらします。背中を伸ばす意識で行うとよいでしょう。

前方に曲げる運動と合わせて20回くらいが目安です。
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3)左右に身体をひねります。これも息をはきながらゆっくりと行います。

左右合わせて20回くらいが目安です。
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4)歩行時に特に姿勢が前かがみになってしまう方は、壁に両手を付けて背中を伸ばす運動を行うとよいでしょう。

10秒伸ばしを5回くらいが目安です。

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5)あおむけに寝ている状態で骨盤(下半身)をひねります。上半身はなるべく天井の方をみます。

ひねった状態で、息を吐きながら10秒保ちます。
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6)特に一歩目が踏み出しにくかったり、足がすくみやすい方は、床にラインを引き、それをまたいで歩く練習を行うのがよいでしょう。足が振り出しやすくなる場合があります。

棒を目標物として置いたりするとつまずく危険があるので、テープ等を貼るのがおすすめです。

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パーキンソン病対応のパワーリハビリテーション

当院では、パーキンソン病の方へ向けた、「パワーリハビリテーション」を実施しています。
パワーリハビリテーション(以下パワーリハ)とは、高齢者の介護予防・介護量軽減・自立支援のための手法として考案されたもので、特徴としてはマシントレーニングを行うことですが、準備体操→ストレッチ運動→マシントレーニング→整理体操の一連の運動を言います。


 パワーリハは老化による体の弱りを活動力を高める事で、行動変容(歩くのが早くなる、畑仕事を始める)を起こす事が最終目的で、筋力強化とは全く違うものです。
当院では、6種のマシンを使用し、脳血管障害などの中枢神経疾患の方、 骨折や変形性関節症などの整形疾患の方、体力増強が必要な方、パーキンソン病等の方を対象にパワーリハを行っています。

パワーリハは普段使っていない筋肉を軽い負荷の中で動かす事で、腰・膝の痛みが緩和・軽減、認知症状の緩和・改善、パーキンソン病等の神経難病の進行遅延・改善、脳梗塞後遺症後の動作能力の改善などの効果があります。
しかし、全員に効果があるわけではありません。
あくまでも、リハビリ方法の1つです。
適切な評価をし、効果が期待できるか、また、正しい知識・運動方法で行う事が大切です。

筋力強化トレーニングは、原則として健康な人に対して行うトレーニングで、筋力を増強させることを目的に強い負荷(最大筋力の60%)で運動を行います。
筋線維や筋細胞を破壊して再生するために高齢者にはリスクが高い上、頚椎圧迫骨折の危険性、バルサルバ反応による脳梗塞や心筋梗塞の危険性も伴います。
強い負荷でのトレーニングでは、どうしても脱落者は増え、高齢者の不安も高まります。
一方、パワーリハは、虚弱、要介護者を対象として、軽い負荷をかけ、普段使われていない、眠っている筋群を呼び起こし、神経と筋肉が協調した行動をとれるようにするもので、結果的に筋力の向上につながることもあります。
また、有酸素運動であるため、爽快感をはじめ、うつなどに有効な神経系物質分泌も得られます。

以上、パーキンソン病のリハビリについて解説してきました。これらのリハビリや自主訓練は、自分や家族の判断で行うのではなく、しっかり専門家に指導してもらうことが大事です。

参考図書:安藤一也、杉村公也:「リハビリテーションのための神経内科学」医歯薬出版株式会社.
記事 南東北春日リハビリテーション病院 リハビリテーション科作成


<症状の相談を受け付けています>
〇この症状なら何科を受診するの?
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