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春日リハビリ広場

2018.05.14

失語症について

①失語症とは
失語症になると、物の名前が言えなくなってしまったり、言おうと思ったときに別の言葉で間違って言ってしまうなどがあります。また、話を聞くときに何のことを言っているのか分からなくなってしまうということもあります。それらによってコミュニケーションがうまくとれなくなってしまうことが生じてしまいます。また、話すこと、聞くことが難しくなるだけではなく、読むこと、書くことなども困難になってしまうこともあります。これらの症状はその人により様々ですが、どの症状が出ても、日常生活に何らかの困難が生じるといえます。

②失語症の原因
 原因の中で一番多いものとして、脳血管障害というものがあります。これは脳の中の血管が詰まってしまったり、血管が破れることで出血が起きたりすることです。また、交通事故による脳の損傷や、呼吸不全などで脳に酸素がいかなくなり脳に損傷をうけた場合にも起こります。失語症は脳の中の言語野という部分を損傷してしまうことで起こります。一般的に言語中枢は左側の脳にあります。失語症の人の身体のまひは右半身(脳の損傷された側の反対側がまひする)という方が多いのもこのためです。

③失語症の症状

 失語症の話しことばの障害は、軽度から重度まで様々です。失語症でも時々物の名前を思い出しにくい程度の軽めの人から、「はい」「いいえ」の返事もできない重度の人までいます。失語症のタイプもいろいろあります。話しことばで、歯ブラシが、歯をみがくときに使う、食事の後に使うということはわかっても、その名前が出てこないということがあります。また、鉛筆をみて、ボールペンと間違っていってしまうということも症状としてあります。また、メガネを「メダベ」というように、言おうと思った時に他の音に誤ってしまうことなどもあります。また、失語症の人は、理解することの障害も併せ持っていることも少なくありません。相手の話すことばの意味が分からなくなったり、話題が急に変わったときに追いつかなくなったりします。また、文字も話しことば同様に障害される方がたくさんいます。これらによってコミュニケーションをとることが難しくなってしまいます。

④失語症者へのリハビリテーション

失語症の人へのリハビリテーションはその人の様子にあわせて行なっていきます。絵カードなどを使い色々なことばを出す練習、また、複数の絵カードから正しい絵カードを選ぶ練習、音を確認しながら音読を行なう練習、文字を書く練習など、その人の症状により一人ひとり異なります。また、人とどんどん話をするということも改善には有効です。失語症の症状の回復は、人それぞれですが、長い目で接していく必要があります。長い人では年単位で緩やかに回復がみられる、ということもあります。障害がすべて改善するということは難しいですが、根気強く続けていくことが大切です。

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失語症について

2018.05.14

①失語症とは
失語症になると、物の名前が言えなくなってしまったり、言おうと思ったときに別の言葉で間違って言ってしまうなどがあります。また、話を聞くときに何のことを言っているのか分からなくなってしまうということもあります。それらによってコミュニケーションがうまくとれなくなってしまうことが生じてしまいます。また、話すこと、聞くことが難しくなるだけではなく、読むこと、書くことなども困難になってしまうこともあります。これらの症状はその人により様々ですが、どの症状が出ても、日常生活に何らかの困難が生じるといえます。

②失語症の原因
 原因の中で一番多いものとして、脳血管障害というものがあります。これは脳の中の血管が詰まってしまったり、血管が破れることで出血が起きたりすることです。また、交通事故による脳の損傷や、呼吸不全などで脳に酸素がいかなくなり脳に損傷をうけた場合にも起こります。失語症は脳の中の言語野という部分を損傷してしまうことで起こります。一般的に言語中枢は左側の脳にあります。失語症の人の身体のまひは右半身(脳の損傷された側の反対側がまひする)という方が多いのもこのためです。

③失語症の症状

 失語症の話しことばの障害は、軽度から重度まで様々です。失語症でも時々物の名前を思い出しにくい程度の軽めの人から、「はい」「いいえ」の返事もできない重度の人までいます。失語症のタイプもいろいろあります。話しことばで、歯ブラシが、歯をみがくときに使う、食事の後に使うということはわかっても、その名前が出てこないということがあります。また、鉛筆をみて、ボールペンと間違っていってしまうということも症状としてあります。また、メガネを「メダベ」というように、言おうと思った時に他の音に誤ってしまうことなどもあります。また、失語症の人は、理解することの障害も併せ持っていることも少なくありません。相手の話すことばの意味が分からなくなったり、話題が急に変わったときに追いつかなくなったりします。また、文字も話しことば同様に障害される方がたくさんいます。これらによってコミュニケーションをとることが難しくなってしまいます。

④失語症者へのリハビリテーション

失語症の人へのリハビリテーションはその人の様子にあわせて行なっていきます。絵カードなどを使い色々なことばを出す練習、また、複数の絵カードから正しい絵カードを選ぶ練習、音を確認しながら音読を行なう練習、文字を書く練習など、その人の症状により一人ひとり異なります。また、人とどんどん話をするということも改善には有効です。失語症の症状の回復は、人それぞれですが、長い目で接していく必要があります。長い人では年単位で緩やかに回復がみられる、ということもあります。障害がすべて改善するということは難しいですが、根気強く続けていくことが大切です。