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春日リハビリ広場

2018.05.14

腰痛症について

①腰痛症の原因
腰痛を起こす原因は、各種多様です。原因疾患は一般的に整形外科領域のものと、内科的領域のもの(婦人科、泌尿器科等を含む)に分けられます。また、近年の高齢化社会において増加している加齢・老化による腰痛や、姿勢の悪さ、体幹筋の弱化などに起因する姿勢性腰痛症などもあります。ここでは、整形外科領域における腰痛症を中心に説明しますが、まずは、自己判断せずに専門医での詳しい診察が必要です。腰痛を引き起こす病気には、急性腰痛症(いわゆるギックリ腰)、腰椎椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症等様々な種類があります。しかし、一般的に"腰痛症"と言われているのは『姿勢性腰痛』といい、日常生活での不良姿勢による腰の筋肉の疲労が原因で起こる腰痛がほとんどであります。

②腰痛症の治療
 主に、薬物療法、理学療法(物理療法、装具療法、運動療法を含む)が中心となります。運動療法ではおなか周り(腹筋)や股関節・膝周囲の筋力アップ、背筋の柔軟性、もも裏の柔軟性、ももの付け根の柔軟性などが重要です。また、腰痛のその多くは日常生活の姿勢を注意することで再発を予防することが出来るため、日常生活動作の指導も行われます。その注意点として①長い時間座っていないようにする②前かがみの姿勢を取る場合は脚もうまく利用する(腰だけに負担をかけない)などがあげられます。

③自分で行う腰痛のリハビリ
-腰痛体操-
 腰痛体操の目的は、①悪い姿勢の改善、②腹筋・背筋の強化、③柔軟性の獲得があげられます。この体操は朝起きるときと夜寝る前など、1日2回を目安に行ってください。無理せずゆっくりと毎日続けましょう。ただし、腰痛が強い場合にはやってはいけません。また、決して急いでやってはいけません。

①膝を胸につける運動
片膝を軽く抱え込み、胸に近づけ5秒数えて戻す(片足5回程度)

両膝を抱えて、胸に近づけて5秒数えて戻す(5回程度)


②へそのぞき運動(ゆっくり5~10回)
膝を立て、おへそを見る様に上体を持ち上げる。力まずにゆっくり上体を起こし5秒間保持する


③腰背部の伸張運動(ゆっくり左右5回ずつ)
片側の足を真上に上げ、足の重みで体をねじる様にして反対側に倒し、腰の筋肉を伸ばすようにする。十分に足が伸ばせない人は、膝を曲げても構いません。


参考図書
(1)細田多穂・他,理学療法ハンドブック,協同医書出版社.2000年
(2)山元総勝・他,運動療法�,神稜文庫.1996年

春日リハビリ広場

腰痛症について

2018.05.14

①腰痛症の原因
腰痛を起こす原因は、各種多様です。原因疾患は一般的に整形外科領域のものと、内科的領域のもの(婦人科、泌尿器科等を含む)に分けられます。また、近年の高齢化社会において増加している加齢・老化による腰痛や、姿勢の悪さ、体幹筋の弱化などに起因する姿勢性腰痛症などもあります。ここでは、整形外科領域における腰痛症を中心に説明しますが、まずは、自己判断せずに専門医での詳しい診察が必要です。腰痛を引き起こす病気には、急性腰痛症(いわゆるギックリ腰)、腰椎椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症等様々な種類があります。しかし、一般的に"腰痛症"と言われているのは『姿勢性腰痛』といい、日常生活での不良姿勢による腰の筋肉の疲労が原因で起こる腰痛がほとんどであります。

②腰痛症の治療
 主に、薬物療法、理学療法(物理療法、装具療法、運動療法を含む)が中心となります。運動療法ではおなか周り(腹筋)や股関節・膝周囲の筋力アップ、背筋の柔軟性、もも裏の柔軟性、ももの付け根の柔軟性などが重要です。また、腰痛のその多くは日常生活の姿勢を注意することで再発を予防することが出来るため、日常生活動作の指導も行われます。その注意点として①長い時間座っていないようにする②前かがみの姿勢を取る場合は脚もうまく利用する(腰だけに負担をかけない)などがあげられます。

③自分で行う腰痛のリハビリ
-腰痛体操-
 腰痛体操の目的は、①悪い姿勢の改善、②腹筋・背筋の強化、③柔軟性の獲得があげられます。この体操は朝起きるときと夜寝る前など、1日2回を目安に行ってください。無理せずゆっくりと毎日続けましょう。ただし、腰痛が強い場合にはやってはいけません。また、決して急いでやってはいけません。

①膝を胸につける運動
片膝を軽く抱え込み、胸に近づけ5秒数えて戻す(片足5回程度)

両膝を抱えて、胸に近づけて5秒数えて戻す(5回程度)


②へそのぞき運動(ゆっくり5~10回)
膝を立て、おへそを見る様に上体を持ち上げる。力まずにゆっくり上体を起こし5秒間保持する


③腰背部の伸張運動(ゆっくり左右5回ずつ)
片側の足を真上に上げ、足の重みで体をねじる様にして反対側に倒し、腰の筋肉を伸ばすようにする。十分に足が伸ばせない人は、膝を曲げても構いません。


参考図書
(1)細田多穂・他,理学療法ハンドブック,協同医書出版社.2000年
(2)山元総勝・他,運動療法�,神稜文庫.1996年