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春日リハビリ広場

2015.06.27

川平法(下肢・体幹、歩行時の促通)の実技勉強会を行いました☆

1月26日~2月6日の川平法の研修会に参加した、当院の作業療法士遠藤友美さんによる川平法の伝達講習を行いました。今回は、下肢・体幹、歩行時の促通法についてです。


 従来の歩行訓練の問題点は「正常歩行と違うところを修正して正常に近づける」ことを基本としていることである。この結果、片麻痺の人が正常歩行を行うことができないのは明らかであるにも関わらず、正常歩行を求められることによって、患者は多くの不利益をこうむっている。目標とすべき歩行は、障害レベルに合った歩行で、①転倒しない、何年経っても関節の変形や痙縮が増悪しない、②実用的な歩行速度があり、③体を揺すったり、麻痺側下肢を振り回すような歩容の異常が少ないものである。この歩行を獲得するために重要な点は(1)健側下肢で安定した立脚ができるようにすること:健側強化のため反復起立訓練100 回/日以上、従来の歩行訓練で重視してきた患側負荷重視「麻痺肢に体重をかけて;無益」を求めない、(2)歩行の回転を上げること:促通反復療法にある歩行促通法で麻痺肢の振り出しと立脚を促通する、(3)下肢装具や杖を用いて円滑な重心移動を行う。歩行には躯幹の能力が大きく関与するので、促通反復療法で躯幹の屈曲回旋と側屈を促通する治療は通常の治療より、躯幹筋力の改善と同時に歩行が大きく改善する。¹⁾


 川平法は、患者様の手足の動きを正しい運動方向への誘導する必要があり、誘導するためにはセラピストの技術の修得が不可欠です。当院では川平法の実技研修会に積極的に参加しており、また、南東北グループで川平法を修得した療法士をお招きし、これまでも数回に渡り実技指導をして頂いています。今後もよりよいリハビリテーションを提供できるよう、引き続き、川平法を含めた技術の習得に努めていきたいと思います。


 参考元:¹⁾促通反復法(川平法)の理論と治療成績 鹿児島大学名誉教授川平和美
機関誌『老健』2013.11月号

春日リハビリ広場

川平法(下肢・体幹、歩行時の促通)の実技勉強会を行いました☆

2015.06.27

1月26日~2月6日の川平法の研修会に参加した、当院の作業療法士遠藤友美さんによる川平法の伝達講習を行いました。今回は、下肢・体幹、歩行時の促通法についてです。


 従来の歩行訓練の問題点は「正常歩行と違うところを修正して正常に近づける」ことを基本としていることである。この結果、片麻痺の人が正常歩行を行うことができないのは明らかであるにも関わらず、正常歩行を求められることによって、患者は多くの不利益をこうむっている。目標とすべき歩行は、障害レベルに合った歩行で、①転倒しない、何年経っても関節の変形や痙縮が増悪しない、②実用的な歩行速度があり、③体を揺すったり、麻痺側下肢を振り回すような歩容の異常が少ないものである。この歩行を獲得するために重要な点は(1)健側下肢で安定した立脚ができるようにすること:健側強化のため反復起立訓練100 回/日以上、従来の歩行訓練で重視してきた患側負荷重視「麻痺肢に体重をかけて;無益」を求めない、(2)歩行の回転を上げること:促通反復療法にある歩行促通法で麻痺肢の振り出しと立脚を促通する、(3)下肢装具や杖を用いて円滑な重心移動を行う。歩行には躯幹の能力が大きく関与するので、促通反復療法で躯幹の屈曲回旋と側屈を促通する治療は通常の治療より、躯幹筋力の改善と同時に歩行が大きく改善する。¹⁾


 川平法は、患者様の手足の動きを正しい運動方向への誘導する必要があり、誘導するためにはセラピストの技術の修得が不可欠です。当院では川平法の実技研修会に積極的に参加しており、また、南東北グループで川平法を修得した療法士をお招きし、これまでも数回に渡り実技指導をして頂いています。今後もよりよいリハビリテーションを提供できるよう、引き続き、川平法を含めた技術の習得に努めていきたいと思います。


 参考元:¹⁾促通反復法(川平法)の理論と治療成績 鹿児島大学名誉教授川平和美
機関誌『老健』2013.11月号