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NEWS/TOPICS

2020.01.25

予防は生活習慣の改善から「脳梗塞」

脳卒中とは、脳の血管がつまったり閉塞したために血流が滞り、脳細胞が障害される「脳梗塞」と、脳内の血管がなんらかの原因で敗れて出血し、脳が圧迫されることで脳細胞が障害される「脳出血」の大きく2つに分けられます。

脳梗塞ってどんな病気?

脳梗塞とは、文字どおり脳血管内に梗塞ができる病気です。
「梗塞」とは、血管の一部分で血液の流れが止まり、血液の得られない箇所の細胞が死んでしまう状態をいいます。
脳梗塞は、日本人の死亡原因の上位となっており、いったん発病してしまうと、命が助かったとしても麻痺などの後遺症が残ってしまう恐ろしい病気です。

1)脳梗塞の種類

小梗塞ラクナ梗塞
脳の深部の極めて細い血管がつまるもので、日本人に最も多いタイプの脳梗塞です。
細い血管で小さな梗塞が多発することが多く、手足の麻痺などの症状が出ない無症状の微小梗塞が多いと言われています。
※ラクナとは、小さな穴という意味
症状はゆっくり進行する事が多く、段階的に悪化、多発しなければ軽症な場合が多いです。
夜間や早朝に発症する事が多く、なんとなく手足に力が入らない、言葉が発しにくいという違和感が起きるといいます。
主に高血圧によって引き起こされます。

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中梗塞アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化で狭くなった太い血管に血栓ができてつまったり、血栓が血管壁から剥がれて血流にのって脳内の深部の血管に詰まってしまうものです。
動脈硬化を発症・進行させる高血圧・脂質異常症・糖尿病など生活習慣病が原因となります。
※アテロームとは、コレステロールが血管壁に入り込み、お粥のような塊になった物をいいます。
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また一過性脳虚血発作(下記参照)が重症化する前の症状として現れやすいといわれています。


大梗塞心原性脳梗塞
心臓にできた血栓が血流にのって脳まで運ばれ、脳の太い血管をつまらせるもので、不整脈の1つでもある心房細動が原因として最も多くあげられます。
心臓は正常の拍動が続く際は血栓はできませんが、心房細動がおこると血液が正常に流れなくなり、よどみが生じて血栓ができやすくなると言われています。
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2)こんな前兆があれば、脳梗塞の前兆かも!

その症状、脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作かもしれません!
短時間で治まったとしても、軽視せずに受診しましょう。

激しい頭痛
頭痛はいろんな原因で生じますが、急に生じた頭痛で、特に「普段経験したことのない強い痛み」の場合には要注意です。
頭痛.jpg


運動障害

左右どちらかの手足に力が入らない。動かせない。もつれる。
左右どちらかの手足がしびれる。熱さ、痛みの感覚がない。
特に急に出現した場合には脳卒中発作を第一に考える必要があります。

ものを落とす.jpg


平衡障害
めまいがあり、立っていられない。
回転性めまい(景色がくるくる回って見える)、浮遊感(船に乗ったようなゆらゆらする)などがあり、急に生じためまいでは吐き気を伴うことが多いです。
めまい.jpg

言語障害
ろれつが回らない。言葉が出てこない。
失語症と構音障害の2通りがあります。失語症は話し掛けられても理解できない感覚性失語と、思ったことを言えない運動性失語があり、さらにどちらも出来ない場合があります。構音障害は舌や口の周りの筋肉の麻痺によって呂律(ろれつ)が回らなくなります。
ろれつ.jpg


視力障害
物が二重に見える。視野が半分欠ける。片側の目が見えない。
視野の半分が急に見えにくくなる(視野障害)や急に片側の目が真っ暗になり見えなくなる場合には危険信号です。
片目が見えない.jpg

嚥下障害
麻痺したように口やのどの動きにぎこちなさが生じ、上手に物を飲み込めない。むせたりする
麻痺.jpg
その他、意識障害(脳に原因がある場合では、頚部や頭蓋内の太い血管が細くなったために起こる脳貧血で生じることがあります。心臓に原因がある場合には不整脈にて生じる)、認知症(最近の出来事など新しいことが覚えられなくなり、同じ事を何度も繰り返し聞くなどの物忘れが急に生じることがある)、失調(手や足がスムーズに動かせない状態であり、見た目には、ロボットのようなぎこちない動きや歩き方となる)などが生じることがあります。

季節ごとの注意


汗をかいて体の水分が少なくなると、血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなります。脱水症状にならないよう水分を補給しましょう。


外出時、外気と室内の温度差が激しいと、血圧が上昇しやすくなりますので注意しましょう。

脳梗塞は、日常生活を改善すれば、予防できる病気でもあります。大きな発作を起こす前の"前兆"を見逃さずに、早期受診・治療を心がけましょう。


3)早期発見には、脳検診がオススメです
脳梗塞は、突然起こります。しかも発症した場合、死の危険性もある怖い病気です。
予防するためにも、数年に一度は脳検診を受けることをおすすめします。

一般に「脳ドック」とは頭部MRIと頭部MRAのほかに、血液・尿・血液生化学検査、血液凝固、線溶系検査、眼底検査、胸部X線検査、心電図、頚椎X線検査、脳波検査などで構成されています。
多くの施設では、高価なMR診断装置を使用する事から比較的高めの料金設定がなされていますが、当南東北グループにおいては、検査の核心である脳のMRIおよびMRAの検査を低料金で提供することによって、より多くの方々の脳及び脳血管疾患を早期に発見し治療する事が大切と考え、最新機種の導入を期に以下のような「脳検診」を企画しています。

脳検診で分かる事
無症候あるいは未発症の脳及び脳血管疾患を発見し、それらの発症あるいは進行を予防できます。
・未破裂脳動脈瘤
・無症候性脳梗塞
・無症候性頭蓋内血管閉塞・狭窄
・脳腫瘍などその他の器質的脳疾患

料金/10,800円

下記にて、電話での予約・お問合せも受け付けております。

総合南東北病院 予防医学研究センター
0249-34-5322(代表)
総合南東北病院HP:http://www.minamitohoku.or.jp/

掲載している情報は株式会社メディネット様より提供をいただいております。

URL:http://www.mdnt.co.jp/

記事提供
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
http://www.kaigo-hiwada.com/

一部小春日和第65号より抜粋

NEWS/TOPICS

予防は生活習慣の改善から「脳梗塞」

2020.01.25

脳卒中とは、脳の血管がつまったり閉塞したために血流が滞り、脳細胞が障害される「脳梗塞」と、脳内の血管がなんらかの原因で敗れて出血し、脳が圧迫されることで脳細胞が障害される「脳出血」の大きく2つに分けられます。

脳梗塞ってどんな病気?

脳梗塞とは、文字どおり脳血管内に梗塞ができる病気です。
「梗塞」とは、血管の一部分で血液の流れが止まり、血液の得られない箇所の細胞が死んでしまう状態をいいます。
脳梗塞は、日本人の死亡原因の上位となっており、いったん発病してしまうと、命が助かったとしても麻痺などの後遺症が残ってしまう恐ろしい病気です。

1)脳梗塞の種類

小梗塞ラクナ梗塞
脳の深部の極めて細い血管がつまるもので、日本人に最も多いタイプの脳梗塞です。
細い血管で小さな梗塞が多発することが多く、手足の麻痺などの症状が出ない無症状の微小梗塞が多いと言われています。
※ラクナとは、小さな穴という意味
症状はゆっくり進行する事が多く、段階的に悪化、多発しなければ軽症な場合が多いです。
夜間や早朝に発症する事が多く、なんとなく手足に力が入らない、言葉が発しにくいという違和感が起きるといいます。
主に高血圧によって引き起こされます。

no1-1.jpg

中梗塞アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化で狭くなった太い血管に血栓ができてつまったり、血栓が血管壁から剥がれて血流にのって脳内の深部の血管に詰まってしまうものです。
動脈硬化を発症・進行させる高血圧・脂質異常症・糖尿病など生活習慣病が原因となります。
※アテロームとは、コレステロールが血管壁に入り込み、お粥のような塊になった物をいいます。
no2-1.jpg
また一過性脳虚血発作(下記参照)が重症化する前の症状として現れやすいといわれています。


大梗塞心原性脳梗塞
心臓にできた血栓が血流にのって脳まで運ばれ、脳の太い血管をつまらせるもので、不整脈の1つでもある心房細動が原因として最も多くあげられます。
心臓は正常の拍動が続く際は血栓はできませんが、心房細動がおこると血液が正常に流れなくなり、よどみが生じて血栓ができやすくなると言われています。
no3-1.jpg

2)こんな前兆があれば、脳梗塞の前兆かも!

その症状、脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作かもしれません!
短時間で治まったとしても、軽視せずに受診しましょう。

激しい頭痛
頭痛はいろんな原因で生じますが、急に生じた頭痛で、特に「普段経験したことのない強い痛み」の場合には要注意です。
頭痛.jpg


運動障害

左右どちらかの手足に力が入らない。動かせない。もつれる。
左右どちらかの手足がしびれる。熱さ、痛みの感覚がない。
特に急に出現した場合には脳卒中発作を第一に考える必要があります。

ものを落とす.jpg


平衡障害
めまいがあり、立っていられない。
回転性めまい(景色がくるくる回って見える)、浮遊感(船に乗ったようなゆらゆらする)などがあり、急に生じためまいでは吐き気を伴うことが多いです。
めまい.jpg

言語障害
ろれつが回らない。言葉が出てこない。
失語症と構音障害の2通りがあります。失語症は話し掛けられても理解できない感覚性失語と、思ったことを言えない運動性失語があり、さらにどちらも出来ない場合があります。構音障害は舌や口の周りの筋肉の麻痺によって呂律(ろれつ)が回らなくなります。
ろれつ.jpg


視力障害
物が二重に見える。視野が半分欠ける。片側の目が見えない。
視野の半分が急に見えにくくなる(視野障害)や急に片側の目が真っ暗になり見えなくなる場合には危険信号です。
片目が見えない.jpg

嚥下障害
麻痺したように口やのどの動きにぎこちなさが生じ、上手に物を飲み込めない。むせたりする
麻痺.jpg
その他、意識障害(脳に原因がある場合では、頚部や頭蓋内の太い血管が細くなったために起こる脳貧血で生じることがあります。心臓に原因がある場合には不整脈にて生じる)、認知症(最近の出来事など新しいことが覚えられなくなり、同じ事を何度も繰り返し聞くなどの物忘れが急に生じることがある)、失調(手や足がスムーズに動かせない状態であり、見た目には、ロボットのようなぎこちない動きや歩き方となる)などが生じることがあります。

季節ごとの注意


汗をかいて体の水分が少なくなると、血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなります。脱水症状にならないよう水分を補給しましょう。


外出時、外気と室内の温度差が激しいと、血圧が上昇しやすくなりますので注意しましょう。

脳梗塞は、日常生活を改善すれば、予防できる病気でもあります。大きな発作を起こす前の"前兆"を見逃さずに、早期受診・治療を心がけましょう。


3)早期発見には、脳検診がオススメです
脳梗塞は、突然起こります。しかも発症した場合、死の危険性もある怖い病気です。
予防するためにも、数年に一度は脳検診を受けることをおすすめします。

一般に「脳ドック」とは頭部MRIと頭部MRAのほかに、血液・尿・血液生化学検査、血液凝固、線溶系検査、眼底検査、胸部X線検査、心電図、頚椎X線検査、脳波検査などで構成されています。
多くの施設では、高価なMR診断装置を使用する事から比較的高めの料金設定がなされていますが、当南東北グループにおいては、検査の核心である脳のMRIおよびMRAの検査を低料金で提供することによって、より多くの方々の脳及び脳血管疾患を早期に発見し治療する事が大切と考え、最新機種の導入を期に以下のような「脳検診」を企画しています。

脳検診で分かる事
無症候あるいは未発症の脳及び脳血管疾患を発見し、それらの発症あるいは進行を予防できます。
・未破裂脳動脈瘤
・無症候性脳梗塞
・無症候性頭蓋内血管閉塞・狭窄
・脳腫瘍などその他の器質的脳疾患

料金/10,800円

下記にて、電話での予約・お問合せも受け付けております。

総合南東北病院 予防医学研究センター
0249-34-5322(代表)
総合南東北病院HP:http://www.minamitohoku.or.jp/

掲載している情報は株式会社メディネット様より提供をいただいております。

URL:http://www.mdnt.co.jp/

記事提供
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター
http://www.kaigo-hiwada.com/

一部小春日和第65号より抜粋