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〜高齢者の水分補給について〜

気温が高くなり暑さも日に日に厳しくなってきます。
この時期、高齢者は特に脱水になりやすく、水分補給が重要になってきます。


高齢者は口渇感が感じにくくなり、意識して水分をとらないと脱水になりやすくなります。 また、食事量が低下すると食事からの水分量も少なくなってしまいます。 (通常の食事で1日約1000mlの水分が摂取できます)その他、トイレの回数が多いため水分摂取を我慢 してしまったり、飲み込む機能が低下しうまく飲めなくなるために水分を摂らなくなってしまう方もいます。

こんな症状は要注意!
下記の症状がある場合は脱水症を疑いましょう。
  • 食事量が減った。
  • 尿の回数、尿量が減った。尿の色が濃い。
  • 唇、口腔内が乾燥している。
  • 腋(わき)の下が乾いている。
  • 下痢、嘔吐(おうと)をした。
  • 発熱がある。
  • 水分をあまりとらない。
*ぐったりとしているような時はすぐに病院で診てもらいましょう。
脱水を予防するには・・・
1日3食しっかり食べ、食事からの水分量を確保します。また、水分は一度に大量に摂ってしまうと、すぐに尿として排泄されてしまうため、こまめに摂るようにします。

水分補給のポイント
1日1000ml〜1500mlの水分補給をしましょう。
一度に大量に摂るのではなく、こまめに補給しましょう。
そのため、高齢者の手の届くところにいつでも飲めるものを準備
する、食後のお茶をすすめる、食事には汁物をつける等の工夫を心がけましょう。
食欲のない時はゼリーや水分の多い果物なども水分補給に役立ちます。
これからの季節、スイカも水分が多くおすすめです。


脱水時の水分補給
脱水時は水だけでなく、カリウムやナトリウムといった電解質も失われ
ています。そのためイオン飲料などで水分と電解質を一緒に補いましょう。

ORS 経口補水液について
ORS(Oral Rehydration Solution:経口補水液)は、
水分と電解質をすばやく補給できるようにナトリウムとブドウ糖を調整した飲み物です。
ナトリウムとブドウ糖を一緒に摂取すると水分の吸収を促進させます。
状態が安定していて経口摂取が可能な場合の水分と電解質の補給に適しています。
市販のスポーツ飲料は糖質が多く、ナトリウム、カリウムなど電解質が少ないものが多いようです。

最近「経口補水飲料」は調剤薬局や病院の売店などで売られています。

左の写真は大塚製薬の『OS-1』。右は味の素ファルマの『アクアソリタ』。
写真の『OS−1』はゼリータイプのものですが、液体もあります。
注:一般のイオン飲料より電解質が多いため、ナトリウムやカリウムの制限がある方は医師、
管理栄養士に相談の上使用して下さい。


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