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三成会の取り組み方

育児休業体験談

春日通所リハビリテーションの佐藤泰章さんが育児休業を取得しました。育児休業期間は平成22年5月10日〜8月9日までの3ヶ月取得しました。佐藤さんの育児休業体験レポートをご覧ください。

「育児休業取得で学び得たこと」

介護福祉士  佐藤 泰章

@育児休業取得に向けての取り組み
 現代社会において、テレビやラジオなどのメディアでよく取り上げられている父親の育児参加。通称「イクメン」という言葉を誰もが一度は耳にしたことがあると思います。自分自身もイクメンという言葉を知っていましたし、「父親が育児の為に休めるなんて夢のような話だ。でも、世間的に父親が育児の為に会社を休むなんて如何なものか」と心の片隅で思っていました。
  そんな中、昨年の十月から私達の会社でも「仕事と家庭(育児・介護)の両立支援プロジェクト」が立ち上りました。その基本方針は「職員が仕事と子育てや介護を両立させることができ、職員全員が働きやすい環境をつくることによって、全ての職員がその能力を十分発揮できる法人をつくる」といったものでした。その両立支援プロジェクトチームのメンバーに選出された私は、一体何をどのように進めていくのかも判らないまま初回の会議に参加しました。事務長を中心に職員の中から選出されたメンバー(希望者も含む)が集まり、一人ひとりが働きやすい環境を作り、職員全員が仕事と家庭の両立をしていく為にはどうすればいいのか。また、男性の育児参加の必要性や重要性、それらが及ぼす影響等、回を重ねるごとに色々な話し合いをしてきました。
  既に一月に男児を授かっていた私は、自分は育児休業の対象外だろうと思っていました。しかし、自分は対象外でも、メンバーに選出された以上、これから介護や育児に携わる女性職員や男性職員の為に何かをしなければという気持ちの中、自分もまだ育児休業取得可能対象者だという事を知りました。嬉しさの反面、取得に対しての迷いの方が強かったのを今でも覚えています。その迷いを払拭し背中を押してくれたのが、同じプロジェクトメンバーと同僚達でした。更にプロジェクトメンバーの男性職員が第一号として育児休業を取得する事が決定していましたし、同僚達も私の申し出を快く受け入れてくれました。その様な環境の中私も「自分自身の為」「自分の妻や子供の為」に育児休業を取得してみようと心に決めました。

A育児休業に入って
 私が育児休業に入った時には子供がそろそろ生後四ヶ月を迎えようとしている時でした。育児休業取得直後は、「長期休暇」という開放感に浸りながらまだ寝返りもできないわが子を見ては、あどけなさにただただにやけてしまう毎日でした。
  しかし、平凡な日常をだらだら過ごすのではなく「育児休業を取得した以上は、自分自身何か変わらなくてはならない」と決めた私は、日常の中で自分が出来る事を妻に教えてもらいながら少しずつ取り組んでみることにしました。
  子供が生まれてからすぐに体験したのが「着替えやお風呂」と「オムツ交換」それと「授乳」等でした。何もかもが初体験で体も変に強張ってしまい、初めのほうはロボットの様な動きだったと思います。育児に関しては妻のほうが知識も豊富ですし、子供の気持ちも私よりずっと解っているのでとにかく何をするのにも妻に聞きながらやってみました。
  子供と毎日過ごしていく中で、自分がまず変わったのが泣き声の違いが判るようになってきた事です。初めの頃は泣いている我が子をみては「ママ、おっぱいじゃないの?おなかが減ったんじゃないの?おむつ交換の時間かな?」等と妻に伝えるばかりでした。ようやく違いが判るようになってきたのが休業に入ってから約二週間が経過した頃でした。
  それと、誕生から毎日妻と共に育児日誌をつけました。子供が日々成長する中で、できるようになった動きや事柄を細かく日誌に記録する。それをする事で成長過程を振り返ることもでき、毎日に楽しみを持ちながら生活ができるようになりました。
  さらに私の育児休業においての最も大きい課題として「妻を支える事」をどの様に実行していこうか自分なりに考えました。
 無我夢中で命を懸けて出産し、母親や姉に聞きながら専門誌を参考に一生懸命育児に励む妻を支えるには、少しでも妻の負担を軽減させてあげる為に男性が家事を始め、できる範囲のことをちょっとずつやってあげることがとても大切な事ではないだろうかと思いました。
 私は通所の利用者さんから「私らの頃は、男子厨房に立ち入らず。という言葉をよく言われたものだ」と聞かされていました。しかし時代は変わり男女平等が叫ばれる現在、私自身は「男子家事から身を引かず」ではなかろうかと思います。掃除や洗濯だけではなく炊事も進んでやるようにしました。それだけではありません。妊婦として約十ヶ月間出産に向けて行動が制限されていた妻の気分転換や夫婦のストレス発散の為に、子供を連れての外出は勿論の事、たまには私が独りで子供をあずかり、その間に妻が育児を忘れ独りで気楽に息を抜けるように買い物等の外出もさせました。意見や考えの不一致で喧嘩や話し合いもたくさんしました。そんな事も一緒に育児を体験できているからこそできる事だと前向きに考え、たくさん話し合いを持ちました。育児休業予定期間の一ヶ月を経過する頃には、子供も徐々に人見知りも始まり全身マッサージをしては大きく口を開けて喜ぶまでになっていました。寝返りもおぼつかない動きではありますがやろうとする動きを見せるようになってきました。そんなこんなで育児休業を終えようとしていた時に自分自身の中で沸々とある気持ちが湧き上がっていました。
それは・・・
「こんなに間近で息子の成長を目の当たりにし、育児に専念できる時間を貰えるチャンスは早々ない。三人の時間をもう少し貰えることなら・・・」 という気持ちでした。
 その気持ちを正直に上司や同僚達に伝え二ヶ月間の延長を許して頂けました。
それからの二ヶ月間は今までの一ヶ月間とは全く違い、内容が物凄く濃い時間となりました。各予防接種や健康診断、六ヶ月検診への同席参加、また離乳食の開始や人生初のプールや花火の体験も同時にできました。
  自分の知人や専門誌やテレビ等のメディアの話だと、我が子の母親に対しての人見知りはほぼ無いに等しい。しかし父親は日中の殆どを会社で過ごしている為、父親に会うのは会社から帰ってきてからお風呂に入れて眠りにつくまでの約三〜四時間程度。その為、父親を父親だと認識、理解できている子供は全員ではなく、父親に対して人見知りをしてしまうお子さんもいると知りました。私は息子に理解、認識されているのかを考えた時、私に抱きついてきたり、仰向けで横になっている私の胸の上に同じく仰向けになり眠ってしまう息子を見る限りでは、少なくとも三ヶ月間ずっと一緒にいた事で、自分を父親だと認識してもらっているという確信を持つことができたことも自分にとっての大きな収穫です。

B育児休業体験を振り返って
 当初の予定期間に追加期間を足して三ヶ月間の育児休業を体験してみた今、自分自身が感じている事。それは、とにかく何事も想像以上に難しく簡単に思い通りにはいかなかったという事です。それに加え、妻は「妻」と「母親」として、私は「夫」と「父親」として互いが日々やるべき事を考えてやっていく難しさを知りました。例えば、「夫」としては、妻の精神的な負担やストレスを軽減させる為にも、少しでも話を聞いてあげたり、肩を揉んであげたり等、とにかく妻と二人きりで向き合う姿勢を持つ事。それに何事も「一緒」だという安心感を持たせてあげる事が重要だと思います。「父親」としては、母親ができない力仕事や、母親が育児もしくは家事をしている時のバックアップやフォローアップをしてあげる事。それと、子供としっかり向き合う事だと思います。 親としてどんな時も子供を第一に考え、心から愛し、慈しむ事ができるようになってきたように感じます。だからこそ育児とは、物凄くやり甲斐を感じられるものだと思います。
育児とは・・・
「共に助け合い、支え合い、認め合って親子共々が成長する事」
だと感じています。  今振り返ると、生まれた瞬間初めてこの腕に抱いた時は、身体のあちらこちらに血液が付着していて、ただ精一杯泣きじゃくるだけの力強く温かい小さな命でした。
 それが半年を過ぎた今、歯も生えてきて一生懸命離乳食を食べたり、少しずつ意思表示をするようになったり、個人を理解、認識できるようになりました。ここに至るまでの成長過程を間近で見てこられた事。到底何事にも代えることができない感謝と感激の気持ちで一杯です。
 男性であり役職者である自分が三ヶ月間という長い期間の育児休業を取得した事で、正直なところ賛否両論のお言葉を色々な方々より頂戴しました。その言葉や態度、噂話ひとつひとつに一喜一憂した日があった事は紛れもない事実です。しかし、私としては取得して本当に良かったと思いますし後悔の念は全くありません。あの時間があったからこそ学べた事がたくさんあります。本当に育児は大変です。ましてや育児と家事の両立、育児と仕事の両立が相当難しく大変だという事も身をもって知りました。だからこそ一職員としてだけではなく役職者として、世の母親である人達や父親である人達へのフォローアップを出来る限りしていく必要性を強く感じています。またその人達への見方も取得前と後では大きく変わりました。今現在育児に追われている人達や、これから親になる人達の為にも自分が何をしていかなくてはいけないのかを考えながら生活していこうと思います。育児休業を取得して最も嬉しい事は、三ヶ月間という長く密度の濃い時間を過ごせた事で、我が子が父親である私を多く必要としてくれる場面がある事から、父親と子の信頼関係を得られた実感を強く感じている事です。

 この貴重な時間を取得する事を理解して下さった職場のおひとりおひとりに、また、このような制度を推進して下さいました法人に心より深く感謝しております。


 子供を授かる以前は「親」の言葉や気持ち等知る由もなく生きてきました。

 自分が昔両親から叱られた時、喧嘩した時に「お前も親になった時に初めて、お父さんやお母さんが言った事が解る」と言われた事があります。その言葉が親になった今、ようやく少し解ったような気がします。




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