
歩行分析計 MG-M1110 見守りゲイトのデモストレーションを行いました(2013/11/12)
先日、三菱化学メディエンスの業者の方に来院して頂き、歩行分析計MG-M1110 見守りゲイトのデモストレーションを行いました。これは3軸加速度を記録するモーションレコーダーを装着し、日常生活で発生する様々な加速度波形の中から、歩行動作に特徴的なパターンを見つけ出して詳細を解析することができます。24時間の測定ができ、専用歩行解析システムのゲイトビューで歩行やそれに関連した問題を解析することが可能です。
歩行率や歩行動作の力強さ等をグラフ化できるため、リハビリテーションの効果を視覚化できるツールの一つにもなります。患者様とデータを共有することでリハビリテーションの効果をより実感しやすくなります。
私たちがリハビリテーションを提供する際、患者様自身の“良くなった”という満足度を高め自信につなげることは大切です。その際、どの程度良くなったのか客観的に測れるツールがあれば患者様をはじめ御家族様やリハスタッフなど効果をより実感しやすく、リハビリテーションの質の向上にもつながると思います。
近年、様々なリハビリテーション機器が開発され、臨床現場で活用されています。新たな機器の導入は南東北春日リハビリテーション病院の特色にもなると思います。何が必要なのか日々の臨床での学びや、今回のようなデモストレーション、研修や学会への参加を積極的に行ない、吟味した上でよりよいリハビリテーション環境を作り上げていきたいと思います。