南東北春日リハビリテーション病院
症状別のリハビリ
●パーキンソン病について
◇具体的リハビリのポイント
―身体の柔軟性維持と拡大のためにー
パーキンソン病の患者さんでは、特に体をねじる動作や股関節・膝関節を曲げることが行いにくくなることが多いです。 各関節で動かせる範囲内で、自分でできるだけ関節を動かすことが大事です。 体の柔軟性を保つため、立位または坐位にて体をゆっくり前後に曲げたり伸ばしたり、体をゆっくり左右にひねったりが有効です。
―姿勢バランス訓練―
歩行時の前かがみの姿勢に対しては、両手を挙げて壁などにつきながら、背のばしの姿勢をとるとよいでしょう。 また1日1回はうつぶせの姿勢をとることも、前かがみの姿勢を改善させるのに有効です。 また、床上での四つ這いや片足立ち等も有効です。 立位でのバランスが比較的良好な方は、歩行練習の前に片足立ち、つま先立ち、かかと立ちなどの練習を行います。
―基本動作訓練―
あおむけに寝た姿勢での骨盤ひねり、寝返り動作や寝ているところからの坐位、坐位から立位への移行動作などの基本動作訓練も患者さんによっては必要になります。 たとえば立ち上がりの訓練は、足を手前に引き、体を前にたおしながら、肘掛けや座面を押すように立ち上がる動作を行います。 介助者が前方または後方から介助してみるのもよいですが、前方に机を置いて立ち上がりの練習してみるのもよいと思います。
―歩行訓練―
歩行の練習をする前にまず注意することは、スリッパは転倒しやすいのでリハビリシューズなどのかかとの付いた靴を履くことと、床面周囲の障害物を取り除き環境整備をすることが大切です。 歩行練習としては、歩行開始時に”イチ、ニ、イチ、ニ”と声を出すようにして、リズムをつけながら足踏みをすると足が出やすい場合があります。 次に左右どちらかの足に決めて、その足を挙げてから、「せーの」で一歩目を踏み出すようにします。 さらに床に約30cm間隔でラインを引いて、これを目標に歩くと、歩きやすくなる場合があります。 歩行時のコツとしてはできるかぎり歩幅を大きくとりましょう。 また、手の振りを大きくし体をひねるのを意識しながら歩きます。 すくみ足、前傾姿勢が著しく目立つ時は、歩行器、車椅子を押しながら歩行します。 介助者が前方から両手を支え引く形で歩行練習を行うのもよいでしょう。
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