南東北春日リハビリテーション病院

NEWS&TOPICS

ノロウィルスによる感染性胃腸炎の予防について
2010.03.17(水)
 ノロウィルス感染は冬季の発生が主流ですが、最近では年間を通して全国的に報告されています。県内においても今季ノロウィルスによる感染性胃腸炎の集団発生が報告されていますので、ノロウィルスによる感染性胃腸炎の発生・まん延防止を行い適切に対応しましょう。
ノロウィルス(Norovirus)とは非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウィルスの一種で、カキなどの貝類による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便(ふんべん)や嘔吐物(おうとぶつ)、または、それらが乾燥したものから出る塵埃を介して口から入って経口感染(けいこうかんせん)します。ノロウィルスによる集団感染は世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生しています。家庭での発生も十分考えられますので注意しましょう!!

1.発生防止のための取組
 (1)食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
 (2)子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。

2.ノロウィルスまん延防止のための取組
 (1)下痢やおう吐等の症状がある場合、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
(2)感染性胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。

3.感染したときの症状は!
ノロウィルスの潜伏期間は1日〜2日で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、その他の症状として、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感などを引き起こすと言われています。一般的には2〜3日で回復し、経過は比較的良いのですが、抵抗力の衰えた高齢者では脱水症状や体力の消耗により重篤化し、時には死に至る事もあります。

4.感染経路は!?
ノロウィルスの感染経路としては、3通りの経路が知られています。
1.ノロウィルスに汚染された生牡蠣や貝類を十分に加熱しないで食べた場合。
2.ノロウィルスに感染した人が、十分に手を洗わずに調理をすることで、食品が汚染されその食品を食べた場合。
3.ノロウィルスを含む糞便や嘔吐物を処理した後、手についたウィルスや不適切な処理で残ったウィルスが口から取り込まれた場合。

5.衛生管理はどうするの!?
ノロウィルス感染症対策するには、まず、ウィルスを口に入れないことが重要です。ウィルスを口に入れないためには「手洗いやうがい」を頻繁に行うこと、調理において「加熱」を十分(85℃で1分間以上)に行うこと、そして、「調理場や調理器具でのウィルス除去」をしっかりと行いましょう。ただし、エタノールや逆性石けんは効き難いともいわれていますので、適切な手法でウイルス除去を行い感染を防ぐぎましょう。

6.感染してしまったら!?
 ノロウィルスに効果のある抗ウイルス剤はないと言われています。ノロウィルスによる感染性胃腸炎にかかったときの治療は、痛み止め、下痢止めの薬(腸の動きを止めないもの)や整腸剤の投与、脱水症状による治療になります。また、症状がひどい場合に輸液を行うなどの対症治療が行われる場合もあります。また、症状が回復後も1〜2週間程度(まれに1ヶ月程度となる場合もある)、糞便中にウィルスが含まれてを排出されるので、排泄後のトイレのウィルスの除去、手洗いが必要です。二次感染にも注意が必要となります。
※早めの治療が必要です!!お医者さんに受診しましょう!!


※詳しくは、厚生労働省HP「ノロウイルスに関するQ&A」を参照して下さい。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html


<情報提供・記事作成>

社会福祉法人 南東北福祉事業団 総合南東北福祉センター

http://www.kaigo-hiwada.com/



<<前のページに戻る

[▲トップページに戻る]

南東北春日リハビリテーション病院
TEL.0248-63-7299
kasuga.hp@sirius.ocn.ne.jp