南東北春日リハビリテーション病院

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介護教室【身近な排泄について】
2009.07.25(土)
 一般的に身体機能の低下に伴い、リフォームの希望が多く出されている場所がトイレです。トイレへの移動・衣類の着脱・便器への移乗・後始末などの排泄動作が安全に行えるよう、障害の程度を十分チェックして整備に努めてください。

≪トイレ周辺のリフォームについて≫
トイレは、寝室からなるべく近い場所が望ましく、トイレまでは安全に移動できるよう、手すりを付けるなどの方法があります。廊下とトイレの床面との敷居は、歩行のつまずきや車椅子使用の障害になるので、なるべく除去に努めた方がいいでしょう。ドアの内開きは狭い場所の出入りを困難にするだけではなく、万一入れないで倒れた場合、倒れた本人にドアが当たって開かないおそれがあるので極力避けたほうがいいでしょう。外開きや引き戸、またはアコーディオンカーテンなどが望ましいです。鍵は、外から開錠できるものがよいでしょう。その他、寒いトイレ内で倒れる事故が多いので、居室とトイレの温度差に注意し、場合によっては暖房器具を設置するとよいでしょう。

≪トイレ内の設置について≫
便器は立ったり座ったりの動作が楽に行え、下半身の負担が少ない洋式の便器をおすすめします。

・洗浄機能や暖房便器付きのものは、清潔保持や冬場の皮膚感触が良いのでおすすめします。
・便座の高さは立ち上がりやすい下半身の高さが適当です。
・車椅子の場合、車椅子のシートと同じ高さにすると乗り移りが楽です。
・和式便器や両用便器が洋式便器にリフォームできない場合は、腰かけ式にする転用便器などを設置する工夫をするといいでししょう。
・手すりは、立ち上がり・移乗・座位保持などに必要ですが、設置場所や高さは障害部位、移乗動作によって微妙に違うので、実際に試してみて専門家と相談し決定することをおすすめします。
・トイレ内の床は水気でぬれていることが多いので、滑らない材質を選び、温かみがあり掃除しやすいものがいいでしょう。
・使用後の排水機能にはレバー式やボタン式などがありますが、後方に設置してあることが多いため、身体をねじることの必要のないリモコンやセンサー式を設置すると便利です。
・健側(麻痺がなく動かせるほう)の腕が届く位置にトイレットペーパーを取り付け、ペーパーがワンタッチでセットできるように整えると良いでしょう。
・非常時に備えてコールスイッチを設置すると、急な体調変化の場合もすばやく対応できるでしょう。
・トイレ内で車椅子が回転でき、介助者が一緒に入れる広さを確保すると介助がしやすくなります。
・芳香剤で消臭に気を配ると更によいと思います。

当施設では、右麻痺・左麻痺に対応しているトイレを各階に設置しています。来院された場合はぜひご覧下さい。

(小春日和 第55号より)

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