南東北春日リハビリテーション病院
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広報誌「小春日和」第55号を掲載しました
2009.07.24(金)
当施設が毎月発行しております広報誌「小春日和」の第55号(6月発行)を掲載しました。
小春日和第55号 PDF版はこちら
http://www.kasuga-rehabili.com/log/pdf_press/62.pdf
広報誌一覧(過去の広報誌がご覧になれます)
http://www.kasuga-rehabili.com/koharu.php
≪pickup!!≫トランス脂肪酸の危険性
これまで、何の根拠もなしにバターは動物性、マーガリンは植物性だからバターは身体に悪くてマーガリンは身体にやさしいなどという俗説がまかり通ってきました。それを未だに信じている方がたくさんいらっしゃると思います。マーガリンに含まれる危険物質、トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸である植物油に“水素添加”をして飽和脂肪酸へ転換する際に、飽和脂肪酸にならなかった異分子です。トランス脂肪酸は、がんや虚血性心疾患を引き起こすことが確認されています。トランス脂肪酸の危険性には次のようなものがあげられます。
(1)細胞膜の性質を変化させる。
(2)酵素の働きを妨害する。
(3)85,000人の看護師の調査で、トランス脂肪酸の摂取が多い人ほど心臓病が多かった。
(4)LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やし、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らす。
(5)筋肉細胞を変化させ、肥満を招く。
(6)脂肪細胞の大きさ・数に変化を与える。
トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニング、クリームポーションの製造時に発生します。マーガリンの別名は「食べるプラスチック」。10年経っても腐らないし、カビも生えません。繰り返し加熱された天ぷら油にもトランス脂肪酸は発生します。
≪水素添加の理由≫ラードは飽和脂肪酸であり、常温で固形が多い (魚油は常温で液体) 。植物油は不飽和脂肪酸であって、常温では液体。この不飽和部分に水素を添加して飽和脂肪酸に変えます。すると、酸化予防ができて製品の日持ちが良くなります。しかし水素添加によって、トランス脂肪酸も生み出されてしまいます。
≪水素添加された植物油≫
・ショートニング…業務用無塩マーガリンのことで、無塩バターの代用品です。
・クリームポーション…ミルクもどきの食品で、缶コーヒー・紅茶に使用されます。(クリープ以外のミルクもどきのポーション)
≪野放しのトランス脂肪酸≫FDAは、2年前にトランス脂肪酸含有率が0.1%以上の製品の生産・発売を禁じました。日本のマーケットで販売されているマーガリンのトランス脂肪酸含有率は最大13.5%です。米国のマクドナルドは、トランス脂肪酸フリーの油を使わず、和解金9億円を支払いました。
≪驚異の食品マーガリン≫…この食品は、窓際に何年置いても光・空気・自然にある細菌その他にさらしても少しも変化しません。カビも生えないし、昆虫が卵を産みさけることもなければ、ネズミが食べることもゴキブリが寄ってくることもありません。
日持ちの良い食品として家庭で使用されているサラダ・天ぷら油にも水素が添加されたものが流通しています。新品でもトランス脂肪酸は含有されています。比較的にトランス脂肪酸が少ないのは「米油」といわれています。
(内科 樋口健弥)
この他、イベントニュース・介護教室・栄養だよりを掲載しております。小春日和第55号、ぜひご覧下さい!
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