南東北春日リハビリテーション病院

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広報誌「小春日和」第53号を掲載しました
2009.07.14(火)
 当施設が毎月発行しております広報誌「小春日和」の第53号(4月発行)を掲載しました。

小春日和第53号 PDF版はこちら
http://www.kasuga-rehabili.com/log/pdf_press/60.pdf

広報誌一覧(過去の広報誌がご覧になれます)
http://www.kasuga-rehabili.com/koharu.php

≪pickup!!≫大腿部頸部骨折
大腿骨頸部骨折は高齢者、特に女性に多く、95%は転倒によって起こっています。日本では年間約10万人の人が受傷しており、今後高齢化が進むにつれ、増えていくことか予想されます。転倒後、足の付け根の痛みや腫れがあり、歩くことができなくなります。骨折の程度によっては痛みが少なく、歩くことが出来る場合もあり、気が付かないうちに骨折していたというケースもあります。大腿骨頸部骨折には骨折した形によって名称や術式が異なります。まず大きく分けて

(1)大腿骨頸部内側骨折と
(2)大腿骨頸部外側骨折の2つがあります。
(1)と(2)は関節の中の骨折か、外の骨折かの違いです。

内側骨折は骨粗鬆症を有する高齢者に多発し、治癒しがたいと言われています。その理由としては内側の血流は乏しく、折れてしまった部分を治す再生能力が弱いため、骨がつきにくいためです。
骨折のタイプによって術式も変わってきます。完全に骨折した場合は人工骨頭置換術、不完全な場合はγネイル等の術式が選択されます。

前述した人工骨頭置換術は、股関節が外れてしまう「脱臼肢位」があります。それは手術にて骨頭を人口のモノに変える際、皮膚・筋肉を切り離し股関節を脱臼させるため、その周囲の軟部組織が弱くなり、関節が外れやすくなるのです。術式によって多少異なりますが、一般的に股関節の屈曲・内転・内旋が脱臼肢位と言われます。簡単に言うと正座や横座りは術後、禁忌となり、和式生活から洋式生活にしていく必要があります。

リハビリでのポイントとして転倒しない体と生活づくりが大切になってきます。転倒の原因には加齢・病気・薬の副作用・住環境があります。リハビリでは体力・筋力をつけ、活動機会を趣味や役割を持って増やすだけでなく、住環境の調整も必要となります。
(※リハビリの進み具合は、個人差が大きく、本人の意欲・痛みの程度、合併症、認知症の有無によっても変わります。)
住み慣れた住宅でも転倒の危険性は潜んでいます。やみくもに手すりをつけたり、段差を解消すればいいというものではありません。病気や障害によって注意点は異なりますので、担当のリハビリスタッフやケアマネージャー、福祉用具相談員等の専門スタッフに相談してください。

≪転倒予防 住環境の整備≫
運動機能が低下すると、以前はつまづかなかったわずかな段差でもつまづくようになる等の、問題がなかった場所が転倒しやすい場所へと変わります。住み慣れた住宅に転倒の危険性が潜んでいるとは気付きにくいのですが、ここではどのような場所に注意が必要か、いくつかの例をあげていきます。

○浴室…脱衣所との境につまづく・浴槽の出入りでバランスを崩す等の声が聞かれています。可能であれば段差を解消したり、手すりを設置、シャワーチェア等の福祉用具の利用を検討。

○居間…めくれたカーペットや電気コード、散らかった雑誌や座布団で転ぶことがよくあります。床や畳に物が散乱しないようにする事を検討。

○寝室…夜中にトイレに行こうとして、暗い中での転倒がよくあります。目が覚めたときにすぐ明かりがつけられるように、電気コードを長くしたりリモコンで操作できるものにする、人の動きを感知して転倒する照明器具等を検討。

○階段…手すりの設置の他、滑りにくい素材のカーペットを固定、足下を照らす照明を設置することを検討。

○トイレ…出入りする際につまづかないよう段差を解消します。ドアの開き方を変更したり、マットを滑りにくい、ずれにくいものにすることを検討。

この他、イベントニュース・介護教室・栄養だよりを掲載しております。小春日和第53号、ぜひご覧下さい!




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