南東北春日リハビリテーション病院
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介護教室 ―入浴介護編―@
2008.12.06(土)
【入浴の介護】
@浴槽の種類と工夫…寝たきり、麻痺などの障害を抱える高齢者にとって、入浴は介護者なしで行うことはできません。しかし、介護者にとっては負担が非常に重く、毎日の介護が腰痛にもつながることがあります。介護の労力を軽減するためには、まず介護に適した浴槽を選ぶことも大切でありポイントにもなってくる。
・洋式の浴槽、埋め込み式浴槽…浴槽が浅いため、下肢に運動障害があってもまたぎやすい。また下肢をゆったり伸ばすことができる。
・ポータブル式浴槽…家庭向けである。浴槽の持ち運びができ、自由に場所を移動できる。
・器械浴槽…寝たままで楽に入浴できる。器械を操作するだけで介護が可能。施設に設置されていることが多く、家庭向きではない。
・深い浴槽…特に下肢に運動障害のある高齢者にとって、深い浴槽はまたぎにくく、介護者の負担も重くなる。浴槽を換えられない場合は、浴槽にバスボートを渡したり、入浴台、手すりなどを使用したり浴槽の底に踏み台を取り付けるなどの工夫をする。また、浴室の床や浴槽の底に滑り止めマットを敷く、壁や浴槽の縁に手すりわ取り付けるなどの工夫をして環境整備をすれば、負担が軽くなる。
A入浴の際の留意点
・バイタルサインのチェック…事前に全身の状態を観察し、入浴などの可否を判断して、状態に最も合った方法を選択する。
・準備…食後すぐや空腹時は避ける。湯加減を調節し、居室と脱衣場、浴室の室温を少し高くしておく。着替えなど必要なものもあらかじめ用意しておく。
・全身状態の観察…脱衣したときに、ふだん見えない部分の皮膚の変化などを観察する。
・入浴中の配慮…入浴介護では、浴槽に入ると浮力がかかり、温められて筋肉の動きが良くなるので手足の運動を無理のない程度にすすめる。ときどき声かけの方も実施する。
・安全性への配慮…浴室や浴槽に滑り止めのゴムマットを敷いたり、手すりをつけるなど転倒防止ややけどの事故防止に努める。
・入浴後の援助…風邪などをひかないように、全身の水気を十分に拭き取る。伸びた爪を切る(入浴後は爪が柔らかいため)十分に水分補給を行い、湯冷めしないように休養させる。疲労感や身体状態の変化がないか状態観察をする。
【広報誌 小春日和第47号より】
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